更年期障害の体験記｜心の調子が悪いとやせる！うつと体重の関係

うつになると、カラダにも、大きな変化が起こります。
一番、大きな変化は、食欲の減退と体重の激減でした。

うつになってすぐ、食欲が全くなくなりました。「何も食べたくない」というよりも、「食欲がわかない」のです。
お腹がすかないので、当然、食べる量も激減します。

この頃から、徐々に体重が減り始めましたが、その後、食事の量が増えても、体重は戻りません。気持ちの落ち込みがどうしようもなく、抗うつ薬「ジェイゾロフト」の服用を開始すると、胃の調子が悪くなり、3日間ほど、お粥くらいしか食べられなくなり、寝込みました。

抗うつ薬には、副作用があります。
とくに、初めて飲むときには、ほぼ間違いなく、胃腸に問題が生じる場合が多いと、後から知りました。医者によっては、ジェイゾロフトと一緒に、胃腸薬を処方してくれる親切な人もいますが、私の場合は、そうではありませんでした。

ジェイゾロフトの副作用がおさまり、普通に、ごはんが食べられるようになっても、体重の減少が続きました。食事の量は、人並みの量を食べるようになっても、どんどん体脂肪が落ちていくのです。

「食事の量＝体重」ではない。
心の調子が悪いと、カラダが脂肪をため込まなくなる。
そう確信するようになったのは、この頃からです。

まず、管理人の当時の体重を、明らかにしておかねばなりません。
身長167cm、発病直前の体重は、約58キロありました。

この身長での、標準体重を、BMI方式で計算しておきます。
標準体重は、この計算式で割りだせます。

管理人が、うつ病を発症したのは、2012年10月。
本格的に、体重が下落していったのは、抗うつ薬を飲んでからですが、最も体重が軽くなったのは、2013年の5月ごろ。51キロだったときがあります。

昔、ダイエットをしていた頃に、古い体脂肪は燃えにくくなってしまう。
ほとんど、なくすことは不可能。そんな話を聴いたことがあります。

でも、それは全くのデタラメだということが、実際に、自分の体におきました。
抗うつ薬を飲んで、55キロになったころ。
長い間、私のお腹にあった脂肪は、なくなっていました。
ウエストでいうと、約10�p近くは、細くなり、今まで着ていた洋服が大きすぎて、不恰好に見えるほど。

2013年の5月から、約1年。
カロリーの高いものを食べても、55キロ前後から、変化しない状態になりました。
体に、脂肪を蓄積する能力が、格段に低くなっていることに気づきました。

2014年5月ごろから、心の調子が上向いてきました。
そうすると、驚いたことに、体重が増加し始めました。

恥をしのんで、ありのまま体重記録を記載しましたが、9月には、大台の60キロに乗り、完全断薬した2015年1月には、ついに65キロ。

あっという間に、たくさんの体脂肪が戻ってきました。現在、2015年７月。この体重は、今も変わりません。

心と体には、深い関係があるというのは、体重を見るだけでも実感できます。
いくら食べても、体重が増えなかった時期と、うつの停滞期は、ほぼイコールです。

毎日が暗く、つらく、やるせない日々。
体重の増減は、女性にとって、大きな関心事ですが、この心の暗闇の時期に戻ってでも、やせたいとは少しも思いません。

心の健康があって、初めて、幸せに生きることができる。
心と体は、密接に絡み合う。この2年の間に身に染みて感じたことです。

うつ状態だと、やせるのか。
本やネットを見て、いろいろ調べてみましたが、明確に回答を書いてあるものは、発見できませんでした。

その中で、一番この疑問に近いQ&Aが載っているサイトがありました。
お医者さんに相談できるサイトで、私のような激やせした方の質問がたくさん並んでいました。

そこにあった回答は、主に２タイプ。

私の場合、抗うつ薬を飲んだ当初は別として、約3か月ほどで、食事の量は、人並みに戻っていました。それでも、太らない。
つまり、自律神経が何らかの影響を及ぼしているとしか、説明できない状態になりました。

いま、うつで激やせしている方は、�@か�Aが原因だと思います。
�Aの場合、心が上向くまでは、カラダに脂肪をため込もうとする機能が、著しく低下しているのではないでしょうか。

あくまでも、体験談ですが、実際に、うつになると、体重や見た目に関して、こういうことが起こり得るというのは、間違いありません。
いま、こんな症状で悩んでいらっしゃる方の参考になれば幸いです。

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