岩波先生の神経症プログラムを受けてどうだったのか?

神経症プログラムを初めて受けたときのこと

受講日当日。最寄の駅から電話をして、先生の事務所に向かいました。
東京も大阪も、事務所はマンションの1室で、表札のようなものは一切かかっていません。
マンションの1Fで、部屋番号を押して呼び出しチャイムを鳴らして、上の階に上がります。

 

事務所に入ると、既に、何人か受講者の人が、椅子や床に座っていました。
いまやっている神経症プログラムは、1体1ではなく、集団で受けるスタイルになっています。昔の方のブログでは、個人受講もあったようですが、いまは受けたい人間が多くて、集団受講に変わっているようです。

 

初めて会った先生は、とても気さくな、ダンディなおじさまという感じでしょうか。
年齢は、60歳を超えたくらいで、髪の毛もふさふさで、いわゆるハンサムなおじさまです。電話で話した印象よりも、ずっと話しやすい雰囲気で、集まっている受講生にいろいろな話をしてくれます。

 

これだけ、ある種、有名な先生なのに、ネットでは、岩波先生の画像を、いまだに見たことがないのは不思議で仕方がないのですが、俳優でいうと、近藤正臣さんに似ているなと思いました。

 

私が受けた回は、全部で20人近い人数が参加している日でした。休日だったので、参加者が余計多かったようです。

 

岩波先生のプログラムは、基本10回受講で、40万円を現金前払いです。
(ちなみに途中でやめても、返金不可)

 

銀行でおろしてきたお金を、いつ払うのかわからなくて、ドキマギしていましたが、1回目の受講後に先生に直接現金払いでした。封筒に入れた金額を渡して、領収書をもらいました。お金の払い方の話は、あまり書かれていないので、ご参考までにかきました。


神経症プログラム、初受講の驚くべき体験

ここから、実際に体験した驚き体験を書きます。

 

予約時間の、30分くらい前から人が集まってきますが、予約時間になり、ある程度全員揃うと、ストレッチを始めるように、指示されます。

 

2人1組で、首〜肩〜肩甲骨を入念にほぐすようなストレッチが始まりました。誰と組むかは、その場で、岩波先生が決めてくれます。

 

初心者は、慣れている人と組みあわせてくれるので、どうしていいかわからないということはありません。

 

実際に、このストレッチは、この後の施術でとても重要で、肩や首、肩甲骨がやわらかくなっていないと、なかなか、うまくいかないそうです。

 

一人ずつの施術開始

 

ストレッチがすむと、岩波先生から、一人ずつ呼ばれます。

みんながいる同じ部屋の中の片隅に、椅子があって、呼ばれた人は、その椅子に腰を掛けます。受講者の様子は、参加者全員が見る中で行われます。初めての人は、諸先輩方が受ける様子をしばらく見学します。

 

椅子に座った受講者は、両脚を軽く開いて、背筋を伸ばして、呼吸法をするように指示されます。呼吸法については、浅い呼吸と深い(速い)呼吸がありますが、椅子に座った後は、速い呼吸をします。

 

「吸って、吐いて」と先生が指示をするので、それに合わせて呼吸すると、顔にタオルをかぶされます。その後、「首を後ろにそらせて」といわれるので、それを行うと、見ていても驚くほど、受講者の様子が変わります。

 

全身が硬直したようになって、身体全体がガタガタふるえるような感じです。初めて見たときもそうですが、この後何度見ても、本当に驚きの世界としかいいようがありません。

 

個人差がありますが、心の抑圧が強い人ほど、身体が動くようで、何度も受けている人で、呼吸法を身に着けた人は、この後、脳内の覚醒が起こって、抑圧から解放されたとても幸せな気分を味わえるようです。

 

実際に、そんな人を何度も見ました。見学しているだけで、これは、本物だと思いました。

 

いよいよ、自分の番になりました。最初は、好奇心でいっぱいでした。実際に何が起こるのか、いよいよ体験できるのです。

 

椅子に腰をかけ、呼吸をして、首を後ろにそらせました。次に、私が感じたのは、ここではないどこかにいった感覚。まるで時間が止まったような感覚でした。

 

失神させられたというのは間違い

 

岩波先生についてのQ&Aサイトを見ていると、先生の施術は、「首の頸動脈を抑えて失神させるだけ」と書いている人がたまにいます。

 

確かに、あまりにも未経験の経験で、あの感覚が何なのかというと、そう解釈する人もいるのかもしれません。

 

でも、実際に受けた私の見た限り、首を後ろにそらせた後に、先生が首をしめている様子など、1回も見たことがありません。実際に、私も、首をしめられたことなど、1回もありません。

 

首をそらせるときに、身体が硬直する人がたくさんいます。ある程度、呼吸の訓練を積んだ人は、深いところ(潜在意識)まで到達できるせいか、その場でもっと深く入れると判断したら、首の下あたりを抑えることは見たことがありますが、頸動脈うんぬんという記述は、間違いだと思います。

 

実際によくなっていく人を見る不思議

 

複数人受講のせいか、同じうつ症状の方はもちろん、さまざまな神経症で悩む人々に会います。何年もひきこもっていた人や、会社のパワハラがもとでうつになり休職中の人。飛行機に乗って、ずいぶん遠いところから通ってくる人も、珍しくありません。

 

この場所で会う人の不思議な点は、うつ特有の暗い感じがなくなっていることです。施術と施術の間は、ブレイクタイムなので、先生の色々な話を聴きながら、練習を積んで良くなっている人の不思議な光景も目にします。

 

椅子に座って、「さぁやるぞ!」という体勢に入っていなくても、そういう人は、先生にちょっと背中あたり(?)を押されるだけで、いわゆるトランスに入ってしまうのです。この場面だけ見ると、やらせかと思う人もいるかもしれませんが、やらせであそこまではできません。

 

潜在意識まで変革が始まっている人は、暗示にもすぐかかります。数字を100から逆に言っている途中で、特定の数字を忘れると暗示をかけられると、そこから、その数字が抜けてしまったり、いろいろな暗示がすぐに入るようになっている人がいます。

 

暗示がかかるかどうかは、症状緩和にとても劇的な変化をもたらします。なぜなら、不安で仕方がなかった心に、「不安なことなどない」と暗示をかけることで、心からそういう気持ちがなくなっていくからです。

 

神経症ではなく、「瞑想を極めたい」という目的で来ている人もいます。中には、お坊さんもいました。何年も修行をして、身に着けた瞑想で得る感覚の何倍もすごい経験ができるそうです。

 

 

家でやる呼吸法が大事

 

神経症プログラムは、家で呼吸法をやってくる必要があります。息を鼻で吸って、口で吐く。浅い呼吸を、1〜2時間続ける呼吸です。瞑想に近い宿題です。

 

長く呼吸をしていると、頭の中にいろいろな雑念が浮かんできます。この雑念をふりはらうのがとても難しいのですが、頭に何が浮かんでも、とにかく呼吸をつづけるということが大切だと教わりました。

 

でも、ただひたすら、呼吸に集中することは、実は簡単ではありません。どんなことでもやれると始めたはずの管理人も、家でこなす呼吸には、大苦戦しました。ただ、吸って吐いての呼吸をしているだけなのに、なかなか難しいものです。

 

呼吸をしていると、身体と周囲の境目があいまいになる感覚が少し出ることもありましたが、気分が悪くなることもありました。呼吸と脳の関係、自律神経には大きな関係があるのだと思います。

 


神経症プログラムは、効果があるのか否か

結論からいうと、効果が高いプログラムだと思います。いろいろな治療を試して、どうしてもよくならない方なら、一度試してみる価値はおおいにある治療法なのではないでしょうか。

 

脳内覚醒だけではなく、岩波先生が語る言葉は、どんなカウンセラーの言葉よりも、説得力があり、力があります。岩波先生の言葉集も、ネットで読めるので、興味のある方は一度見てみてください。

 

神経症プログラムは、本ものです。

 

ただし、受けた全員が、絶対に効果を得ることができるのかというと、その点については違うかもしれません。なぜなら、ここまで書いている管理人本人が、実は挫折した人だからです。

 

ここまで記述しておきながら、挫折したのはなぜなのか?これは、先生のせいでも何でもなく、自分自身のせいです。

 

管理人は、全10回の受講はせず、途中、6回目くらいで行けなくなりました。というのも、あのトランス状態が、私にとってはあまりにも、怖かったからです。

 

あの見たことのない世界、感覚。首を、後ろにそらせること自体が、あまりに怖くて、できなくなりました。

 

結果的に、挫折した私ですが、神経症プログラムを受けたこと。これは、ただの一度も後悔したことはありません。

 

この経験があったから、ある種の強い決意ができました。

 

やれることをやろうと頑張ったこと。でも、怖いことは、やれないし、やりたくないという自分に気づいたこと。希死念慮が、なくなったのも、ある意味、このプログラムのおかげです。

 

岩波先生の考え方や言葉も、今も頭に残っています。その言葉の数々には、自分の人生を自分で生きるという力が溢れています。「楽しむために生きている」という言葉、今でも大好きです。


岩波先生の本

今まで岩波先生の本は出ていなかったのですが、2014年8月に初めての書籍が出ました。

 

WEBで名言集なども読めますが、岩波先生の考え方について知りたい方は、事前に本を読まれるとわかりやすいかと思います。
受講前でも参考になりますし、受講中の方や卒業生、一度でも先生と話したことがある人には、とくに内容が理解しやすい本です。

 

岩波英知先生の本「奇跡の脳覚醒」

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