更年期の漢方|手足が冷えるのにのぼせる|「お血」タイプに合う漢方薬

更年期の漢方|手足が冷えるのに、のぼせる|「お血」タイプに合う漢方薬

「お血(おけつ)」は、「血の流れが悪い」状態。血巡りが悪いため、「手足は冷えるのに、顔や頭はのぼせる」という症状が出ます。

 

また、血流が悪いと起こる症状、「肩こり」や「月経痛」、「動悸」「便秘」なども引き起こしやすく、まずは、血流を改善させることが急務です。

 

更年期の「お血」タイプに合う漢方薬は、6つあります。詳しくご紹介していきましょう。


「お血」タイプに合う6つの漢方薬

まず、お血タイプの代表的な症状を、再度確認しておきましょう。

 

お血タイプの代表的な症状

・手足は冷えるのに顔や頭がのぼせる、・動悸がする、・便秘することが多い、・痔がある、・肩こりがひどい、・月経痛がある、・月経量が多く重い、・シミができやすい、・脚に静脈瘤がある

 

「お血」は、血の流れが滞って、ハリや痛み、熱の症状が出た状態です。症状の強さや種類に合わせて、漢方薬を選びましょう。

 

桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

 

 

代表的な適応症状:お血の症状が強い、頭に血がのぼりやすい、便秘がち

 

「お血の症状が強い方」に向いているのが、「桃核承気湯」(とうかくじょうきとう)です。頭に血がのぼりやすく、感情的になりやすい方や、「下腹部に強いハリがあって便秘がち」な方に向いています。内臓周辺の血流を改善する働きがあり、ホルモンバランスを整える作用もあります。比較的、体力がある方〜普通体質の方に向いています。

 

血府逐お湯(けっぷちくおとう).

 

代表的な適応症状:のぼせ、イライラがひどい、脇腹が痛む、月経痛がひどい

 

ひどい便秘はないものの、のぼせやイライラなどが強い「お血」の方には、「血府逐お湯(けっぷちくおとう).」も向いています。脇腹が痛みやすい方や、月経痛が強い方にも適応します。
市販薬は手に入れにくいので、漢方専門店などを利用するのがおすすめです。

 

冠心二号方(かんしんにごうほう)

 

代表的な適応症状:血圧が高く、コレステロール値が高い、冷えがひどい

 

「お血」タイプの方で、血圧やコレステロール値、中性脂肪が高い方に向いているのが、「冠心二号方」(かんしんにごうほう)です。血流を改善しながら、体を温める効果があり、冷え症状も改善してくれます。
こちらも、市販薬はありますが、一般のドラッグストアや通販でも見つけにくい薬です。漢方専門店で探してみましょう。

 

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

 

 

代表的な適応症状:月経痛がひどい、月経が重い、むくみがひどい

 

「桂枝茯苓丸」(けいしぶくりょうがん)は、お血の中でも、子宮トラブルがある方に向いている処方です。子宮筋腫がある方や子宮内膜症と診断された方のトラブルを改善してくれます。子宮周辺の血流を良くする働きがあります。また、処方に使われている「桂枝」と「茯苓」には、水分を排出させる効能があるため、むくみ解消にも役立ちます。

 

温経湯(うんけいとう)

 

 

代表的な適応症状:下腹部が冷える、手足が冷たい、口が乾く

 

「温経湯」(うんけいとう)は、古くから月経不順などの治療に使われている漢方薬で、更年期の「冷えのぼせ」などの症状によく効きます。ホルモンバランスを整える効能があり、虚弱体質〜中間の方にむいています。

キュウ帰調血飲(きゅうきちょうけついん)

 

 

代表的な適応症状:手足の冷え、イライラ、精神不安定、体力がおちている

 

お血タイプの方で、体力の低下がみられる方に向いているのが「キュウ帰調血飲」(きゅうきちょうけついん)です。産後の漢方薬としても有名な処方で、虚弱体質な方の体力向上にも貢献します。また、イライラしがちで精神が不安定になっている方や、軟便が見られる方にも効果があります。

 

お血タイプの方は、「血巡りの悪さ」から肌の色が悪くなっている方がほとんど。

 

漢方薬で血流が改善されると、お肌の血色がよくなってきます。血色がよくなるかどうかも、「その漢方薬があっているかどうか?」を知る目安になります。

 

自分に合うものが分からない方は薬剤師に相談を!

 

漢方薬は、合うものを飲むこと。ある程度長く飲み続けること。この2つが、効果を得るための鉄則です。ご自身の体質に合うものが分からない場合は、薬剤師や医師に相談してみましょう。

 

参考書籍:女性ホルモンを味方にする本 (日経BPムック)

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