更年期は「自律神経」次第で楽になる?!自律神経を整える6つの方法

更年期は「自律神経」次第で楽になる?!自律神経を整える6つの方法

女性ホルモンが乱れ、減少しつつある「更年期」。

 

更年期に起こる不調は、この女性ホルモンの影響で、「自律神経」が乱れることが、直接的な原因です。

 

不調を緩和するためには、おおもとになっている「女性ホルモン」を補充する方法も有効ですが、「自律神経」そのものを整えるのも効果的です。

 

ここでは、自律神経を整える6つの方法について、解説していきましょう。


基本は、2つの自律神経が動く状況を利用すること!

まず、2つの「自律神経」の働きを理解しよう!

 

実際に、6つの方法をご紹介する前に、自律神経の働きをご説明しておきましょう。

 

これを知っておくと、「なぜ、その方法が有効なのか?」が、よく理解できます。

 

2つの自律神経の働きとは?

自律神経は、「交感神経」と「副交感神経」の2つで成り立っています。

 

どちらも無意識のうちに、体を機能させるコントロール神経ですが、それぞれ相反する働きがあります。

 

そのため、同時に動くことはなく、交互に作用します。どちらかに偏ると不調が起こりますから、このバランスをとることが「不調緩和のカギ」になります。

 

 

 

2つの神経で切り替わる!内臓の働き

 

交感神経

器官

副交感神経

拡大

瞳孔

収縮

出ない

唾液(つば)

よく出る

上がる

血圧

下がる

拡大

気道

収縮

増える

心拍数

減る

弛緩する

収縮する

抑制される

消化菅(腸)

促進する

弛緩する

膀胱

収縮する

 

どちらの神経に転ぶか?で体調も変わる!

 

 

自律神経は、無意識の中で動くため、自分の意思ではコントロールできません。

 

でも、上の表の中で、「呼吸」「体温」はある程度調整することは可能です。

 

つまり、「呼吸をゆっくりにして、吐くことに集中する」と、副交感神経が作動しやすくなります。逆を返すやり方が、実は、有効な手法のひとつなのです。


自律神経を整える!6つの方法とは?

2つの自律神経のことが分かったところで、さっそく、6つの方法をご紹介していきましょう。

 

自分のストレスを自覚して、生活を見直す

 

自律神経を乱す最大の原因は、「ストレス」です。ストレスが強いと、「交感神経」が優位になり、更年期不調をひどくしていきます。

 

・働きすぎていませんか?

・深刻な悩みを抱えていませんか?

・睡眠時間は充分とれていますか?

・食生活はきちんとしていますか?

 

ストレスだらけの現代社会。ストレスを全く受けずに、生活していくことは基本的に無理です。大事なのは、「何がストレスになるのか?」を自覚すること。

 

その上で、気持ちを切り替える方法を見つけることが、何よりも大切な対処法です。

 

「笑う」「泣く」などの感情ケアも、ストレス緩和に役立ちます。トレス対処については、こちらで色々ご紹介しています。ご参照ください。

 

適度な運動をする

 

身体が温まるくらいの「適度な運動」は、自律神経のバランスを整える上で、非常に有効な手段です。

 

とくに、ストレス過多な方は、運動をするだけで、交換神経が落ち着き、不調を劇的に緩和させることも可能です。

 

参照 「適度な運動」が脳を変える!? 更年期不調から貴女を救う「ストレス対策法」

 

ゆっくりご飯を食べる

 

「食べる」ことそのものが、「副交感神経」を活性化させます。

 

食べ物を消化するのは、副交感神経の役割ですから、ゆっくり時間をかけて食事をとると、自律神経が落ち着きやすくなります。

 

体にいいものをバランスよく摂るのも忘れずに!

 

参照 更年期に役立つ食べ物記事 一覧

 

体を温める

 

自律神経が乱れると、体が冷えてきます。とくに、男性に比べて、女性は筋肉量がもともと少なく、冷えやすい体質をしていますから、要注意!

 

お風呂にゆっくり入る、温かい飲み物を飲む、冬はカイロを使うetc。身体を冷やさない対策を、常に心がけておきましょう。

 

交感神経を刺激する薬を飲まない

 

ステロイド剤や鎮痛剤、消炎剤は、長期にわたって使用すると、交感神経を慢性的に優位にします。強い症状を抑えるためには必要ですが、できるだけ薬を減らし、薬の常用を避けることが得策です。

 

深呼吸、爪もみをする

 

呼吸は、自律神経が担当する最も重要なな機能のひとつ。「吸う」=交感神経、「吐く」=副交感神経の役割です。

 

しっかり息をはくことに集中すると、呼吸もゆっくりになり、いっそう、副交感神経が優位になりやすくなります。

 

また、爪の生え際をもむ「爪もみ療法」は、自律神経を整えることが実証されています。いつでもどこでも簡単にできる方法ですから、ぜひトライしてみましょう。

 

詳細→更年期不調にも効果的!「爪もみ療法」で自律神経を整える方法

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更年期と似たほかの病気B|不正出血・臭いおりものは実は子宮がん?
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疲れやすくなったり、体のどこかがしびれたり、ときには痛みも感じたり…。こんな症状があったら、もしかすると、それは「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」が原因かもしれません。 更年期とよく似た「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」の症状は、体がだるくなる、体がほてる、皮膚がしびれるなど。「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」とは、いったいどんな病気なのでしょうか? ここでは、その症状と原因、治療法について、詳しくご紹介していきましょう。
更年期と似たほかの病気E|イライラ・生理不順は実は「貧血」?
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