「閉経すると女じゃなくなる?」閉経不安を解消するために必要な2つのこと
閉経を、まじかに迎える更年期。
「閉経すると、女じゃなくなるようで不安…」。
人にはいえない、こんな悩みを抱えている方も少なくありません。
以前、放送(2015年6月22日)された、NHKの朝番組「アサイチ」でも、「閉経すると女じゃなくなるよね」という夫の何気ない言葉に、傷ついたという女性のお話が登場していました。
確かに、閉経すると生殖機能はなくなりますが、ひとりの女性として生きてきたあなたは、立派な女性であり、妻であり、母であることに、変わりはありません。
女である誇りを保つのは、自分次第。むしろ、閉経後のほうが、「女磨き」の努力をしている人と、していない人とでは、雲泥の差がつきやすいのです。
それには、まず、心の持ちようから始まります。閉経までに取り組みたい対策法について、いろいろご紹介していきましょう。
心の持ちようで変わる!閉経不安を前向きにとらえるコツ
実際閉経すると、「解放感があった!」という女性が40%も!
日経BPが出している「女性ホルモンを味方にする本」に、すでに、閉経した方に色々なアンケート結果が掲載されています。
「閉経した後、更年期を振り返ったとき、どのように感じましたか?」という質問には、約40%の女性が、「開放感があった」と回答。
月経の煩わしさから解放される喜びを感じる方が多かったのが、印象的です。
このほかの回答では、「老いの入口にたったという寂しさがある」という方が、約20%。
これとは、とらえ方が逆で、「新たな人生の出発点にたった気持ち」と回答した方も、約18%に。
同じ閉経を迎えた女性でも、とらえ方には、差が生じるようです。
このとらえ方の違いには、どんな差があるのでしょうか?
閉経を前向きにとらえられる方の特徴は、「受容と生きがい」
閉経すると、老年への入口に立ったという、不安と悲しさ、寂しさが、どうしても湧き起こります。これは、誰もが同じ。ご自身だけが、特別ではありません。
閉経不安から離脱するためには、「この事実を受け入れること」が、まず何よりも大切です。
○55歳女性の体験談
更年期に友人関係がイヤになって、2年ほどうつ状態になりました。
体力も落ちて、無理もきかなくなって、落ち込むばかり…。
「自分の老い」を受け入れることが、できなかったのです。
でも、セラピーを受けて、若い時とは違うこと。
今までの自分が無理をして、必要以上に頑張りすぎていたことに気づきました。
そうするうちに、いまの自分を受け入れられるようになって、うつから抜け出すことができました。
不安感や落ち込みから抜けだすには、「今の自分を受け入れること」。
この、「受容」する気持ちが、とても重要です。
これは、更年期うつから回復するためのキーワードでもあります。
現在、うつ症状はない方でも、閉経に対する不安が強いなら、うつの予備群かもしれません。
これを予防するためには、何よりも、誰よりも、ご自身が自分を大切にすることが必要です。
自分を受け入れる考え方
「私はもうだめだ…と自分を否定しない」
「私には、私の生き方がある」
「閉経はだれにでも来る。くよくよしない」
「閉経は当然のことだから、とにかく気にしない」
「私は、いつまでも現役の女。閉経してもそれは変わらない」
閉経の不安をポジティブにするのは、受容だけではありません。
「趣味」や「生きがい」、「楽しいと思うこと」を持っている女性ほど、輝やいた老年を送りやすくなります。
53歳の女性
何年も続いていた更年期障害から、私を救ってくれたのは、韓国ドラマの俳優たちでした。
ドラマを見て、ドキドキしたり、キュンとしたり。自然と笑顔になったり、幸せな気持ちになったり。
そういう毎日を送るようになったら、不思議なことに、頭痛や肩こりなどの不調が徐々に軽くなっていきました。私にとっては、薬以上の特効薬でした。
これから必要なのは「生きがい」
閉経不安や更年期の症状を軽くするのは、「生きがい」です。
趣味や仕事など、自分が打ち込めるものを持っているだけで、毎日が楽しくなります。
それには、更年期のうちから、一生付き合える趣味を探すこと。
打ち込めるものなら、何でも構いません。
ひとつ、好きなことを持っているだけで、「閉経不安などはいつのまにか消えている」という方が多いのです。
もし、まだそういうものが見つかっていないなら、ぜひとも、探してみませんか?
参考になるMOOK本
(参考雑誌)女性ホルモンを味方にする本(日経BPMOOK)更年期についてのさまざまな対処方法なども、たくさん掲載されています。
少し古い本ですが、女性ホルモンについてこれだけ紹介しているものは少ないのでとっても参考になります。
アマゾンの中古出品から激安で購入できますので、興味のある方は入手してみてください。
女としての努力が花開く!閉経後に差がつく「女磨き」
日頃の努力が、一層大切になる時期
女性ホルモンの恩恵がなくなると、確かに、体つきや顔つきが変わってくるものです。
それを防止するのは、日頃の努力。
女として終わるのかどうかは、この努力の有無で、全然違うものになります。
「あの人、いつまでも若々しいわね…」という女性は、何かしら、努力をしているものです。
おしゃれや美容対策はもちろん、食生活の改善。趣味や生きがいを持っている女性は、どこか輝いているような気がしませんか?
一番、簡単で、わかりやすいのは、美容や食の改善です。
女性ホルモンに代わるものを身に着けることは、それほど難しいことではありません。
女性ホルモンに代わる若返りホルモンについて、詳しくご紹介しています。
あわせて、こちらもどうぞ。
「よく寝ると老けない」ってホント?!女性ホルモンに代わる「成長ホルモン」の底力
更年期だって女子力UP!女性ホルモンが減った後の味方「代謝改善ホルモン」とは?
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