更年期うつを改善する四国お遍路徳島|第10番札所「切幡寺」

うつに効く四国お遍路I 徳島|第10番札所「切幡寺」

人生は、山あり、谷あり。いいことも、悪いことも、繰り返しやってきます。
うつになってしまった今は、いわば「谷」。四国お遍路は、その、山と谷を、道中でリアルに感じるようにできているのかもしれません。

 

うつ病は、薬では治りません。
薬は、あくまでも、症状を抑えるものであって、それ以上の存在ではないのです。
本当に、治したいと思うなら、根本的に、うつになった心を癒さなければ、何も変わりません。薬に依存しても、その後、何年たっても、薬を飲み続けるしかない日々を送ってしまうのだと確信しています。

 

頭でわかっていても、心と身体がついてこない。
そんなうつのドツボにはまっているときに、私を救ってくれたのが、四国お遍路です。

 

 

1番札所からお遍路を始めて、10番目。いよいよ、本格的な山越えの序章を感じさせる、標識が出てくるのが、この10番札所「切幡寺」(きりはたじ)です。

 

このお寺の、次の次に待ち構える、12番札所「焼山寺」は、お遍路ころがしといわれる1番目の難所。「いよいよ近づいてきた」という緊張感が、湧き起こります。
「是から333段」。いよいよ、本格的なお遍路道のスタートです。

 


第10番札所「切幡寺」での心の変化

「この山の上に何があるのか。立ち止まっていては、わからない」

 

うつは、人生の中で、ふと足がすくんで、どこにも進めないでいる状態です。自分で動かなければ、何も変わらないことは、とっくの昔に気づいているのです。

 

でも、わかっているのに、動けない。動けないことが、さらに、うつに誘い込む。うつの停滞期は、こういう泥沼の状態なのではないでしょうか。

 

10番まで来て、初めての本格的な山登りがやってきます。

 

「是より、333段」。この先、どのくらいの階段があるのか。

 

事前に知ったほうが、上る人は楽なのでしょうか? この標識を見た瞬間に、ふと足がすくみます。でも、この一段一段を上らねば、本堂にも、太子堂にも行けないのです。いくしかありません。

 

この山の上に登ったら、何が、見えるのだろう。この坂を登り切ったら、何か、見えてくるのだろうか。

 

ふと、ひるんでしまう坂道で、いま、自分が人生の中で、立ちすくんでいることに、再度、気づきます。この階段を上らねば…。単純に考えても、ご朱印は頂けません。
立ち止まっていては、うつからは抜け出せない。何かが見たければ、何かが欲しければ、自分の足で、歩くしかないのです。


第10番札所「切幡寺」の見どころ

333段の坂道

 

 

ここから、1歩先へ進む。この山道の石段は、とても印象に残る場所です。途中で、他のお遍路さんにたくさん出会います。
標識を超えると、途中で休憩所のような東屋。そして、登りきって、その東屋を眺めてみてください。何だか、すがすがしい気持ちになれます。

 

はたおり観音像

 

 

お寺の名前の由来にもなっている、「機織り娘」のお話があります。

 

お大師様が、この地を訪れたときに、機織り娘に布を所望すると、織りかけの布を惜しげもなく差し出した娘がいました。

 

その娘に感激したお大師様が、御礼に千手観音像を彫り、灌頂を授けたところ、娘はたちまち即身成仏して、千手観音の姿になりました。

 

その千手観音が、このお寺のご本尊です。ご本尊の仏像と別に、境内に、「はたきり観音像」があります。石段を登りきると、すぐに目にすることができます。

 

 


第10番札所「切幡寺のご朱印」

第10番のご朱印。中央は漢字で「千手観音」と読めます。お寺によって違う、ご朱印。漢字なのか、サンスクリット語なのか。
いつどのように、ご朱印って決まったんでしょうか。素朴な疑問です。納経料300円を納めて、印を頂きます。

 

第10番札所|切幡寺(きりはたじ)
住所|徳島県阿波市市場町切幡字観音129
ご本尊|千手観世音菩薩
ご真言|おん ばざらたらま きりく


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四国お遍路に興味を持っていただけた方向けに「うつ女子のため四国お遍路ガイド」サイトを作りました。2016年3月に、ついに88か所を結願。お遍路の魅力をご紹介しています。

 

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