うつに効く四国お遍路@ 徳島|第1番札所「霊山寺」
四国お遍路は、四国4県にある88か所のお寺を廻る巡礼です。
どこから回らねばならないという決まりはありませんが、徳島にある1番札所「霊山寺」から、時計回りにぐるりと香川まで抜けるのが、「順打ち」という普通のまわり方です。
私が行った四国お遍路も、このお寺から始まりました。第1番札所から、少しずつ記録していきたいと思います。
第1番札所「霊山寺」での気持ちの変化
第1番札所「霊山寺」(りょうぜんじ)は、徳島県の東側にある鳴門市にあります。JR徳島駅からだと、バスで40分くらいかかりますが、平坦な場所にあるので、この先々にある山中にお寺に比べるとアクセス面で苦労することはあまりありません。
お遍路デビューでもじもじする「お参りの仕方は見よう見まね」
お遍路の各お寺には、お寺ごとに祀られている本尊があります。
どのお寺にも、本堂と太子堂があり、そこで、「仏前観行次第」というお経を読むのですが、1番目のお寺では、まだそんなことさえ、きちんとわかっていませんでした。
お寺の売店で、「先達さん(巡礼の先輩方)に、教えてもらえば大丈夫」だと勝手に楽観視していましたが、バスできた団体客が多すぎて、正直かなり引いてしまい、声をかけることができませんでした。
「どうしよう…」とお寺と売店の間をうろうろしながら、1時間半も迷いましたが、結局聴かず仕舞い。お店で、必要最低限のお遍路グッズを買って、見よう見まねで参拝しました。1番札所は、参拝客が多いので、いつも誰かが、本堂でお経を読んでいる感じです。とりあえず、目の前にいたおじさんの真似をして、参拝しました。
もじもじしている間にうつ気分がなくなる
「あのおじさんに聞こうかな…」「どうしよう」。
「何、買えばいいの?」こんなことをしているうちに、いつも私の頭の中から離れなかった、焦燥感や罪悪感が消えていました。
とにかく、いまやらねばならないことが目の前にあるというのは、すごいことです。「うつ気分を忘れること」。これを、1番札所から感じることができたのは、驚きでした。これは、このお遍路の道中、ずっと続くことになります。
まずは、グッズを揃えなきゃ!
霊山寺には、お寺の門の横と中に、大きな売店があり、そこで色々なお遍路グッズを買うことができます。どこまで買うべきか迷いましたが、このくらいは必要だろうと購入しました。写真は、ここで購入した私のお遍路グッズです。総額で約1万円ほどかかりました(数珠を除く)
霊山寺で揃えたお遍路必需品
「百衣と輪袈裟」
袖なしタイプの百衣と、青い輪袈裟です。
百衣は、袖ありタイプのものもありますが、袖なしの方が便利だと思い、こちらを購入。背中に「南無大師遍照金剛」の文字と、一番札所「霊山寺」のハンコが押してあります。
輪袈裟は、赤系の色などもあり、カラーを選べました。
「納経帳」
これから巡礼するお寺で、ご朱印を頂く納経帳です。売店で売っているものには、既に、1番札所「霊山寺」のご朱印が押してあります。
治め札と数珠
治め札は、各お寺の本堂と太子堂でお経を読み上げたら、納めるものです。ここに、自分の名前と住所、参拝日を書いて、横にある治め札を入れる銀色の箱に入れます。1か寺につき、2枚必要になります。
道中、お接待を受けたら、その方にもお渡しするものです。数珠は、ちょうど使っていた数珠が壊れていたため、ここで購入しました。奮発して、水晶のきれいな数珠を買いました。
巡礼バッグ
納経帳や数珠、お線香やロウソクを入れるバッグです。「同行二人」と書かれています。いつも、大師様と一緒という意味です。
仏前観行次第
本堂と太子堂で読み上げるお経の本です。ふりがながついています。手に持ちやすいサイズです。
第1番札所「霊山寺」の見どころ
一番のおすすめは、本堂内の提灯!
大きな山門から、お寺に入ると、鯉が泳いでいる池があります「泉水池(せんすいいけ)」というそうです。
このお寺は、本堂内につるされている提灯がとてもきれいです。このお寺の一番のシンボルかもしれません。あまりにきれいなので、何枚も写真を撮りました。
本堂へ続く道の左手には、13体の等身大の仏様があります。
「13仏」といわれる仏像で、不動如来、釈迦如来、文殊菩薩、普賢菩薩、地蔵菩薩、弥勒菩薩、薬師如来、観音様、勢至、阿弥陀如来、阿?如来、大日如来、虚空蔵菩薩が祀られています。
第1番札所「霊山寺のご朱印」
霊山寺で頂いたご朱印です。霊山寺で納経帳を購入すると、最初からもうこの状態です。他のお寺を先に参拝してきた人や、2回目、3回目という方は、山門横の売店の奥に、印を書いてくれる先達さんがいるので、そこでご朱印を頂くことになります。
第1番札所「霊山寺」
徳島県鳴門市大朝町坂東塚鼻126
御本尊「釈迦如来」
ご真言「のうまく さんまんだ ぼだなん ばく」
「うつ女子のためのお四国お遍路ガイド」サイトを始めました
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