四国お遍路にいって、更年期うつを改善した管理人の「四国お遍路」道中の記録です。あくまでも管理人のケースですが、薬よりも、カウンセリングよりも、効果があったのが「四国お遍路」です。
初めて、お遍路を区切り打ちにいってから、3か月で減薬、6か月で断薬できました。寛解した現在も、区切り打ちの真っ最中ですが、お遍路中に体験したことを、88か所まわりきるまでご紹介していきます。
「うつ女子のためのお四国お遍路ガイド」サイトを始めました
四国お遍路に興味を持っていただけた方向けに「うつ女子のため四国お遍路ガイド」サイトを作りました。2016年3月に、ついに88か所を廻り、結願。お遍路の魅力をご紹介しています。
ウツ女子のための「四国お遍路」ガイド
「歩きお遍路 心身に御利益」〜尿検査、リフレッシュ裏付け、コレステロール悪玉のみ減少〜こんな見出しの記事が、読売新聞(2015年10月26日)に掲載されました。「四国お遍路がうつ病に効く」ことについては、当サイトでは管理人の体験に基づいた色々な記事をご紹介してきましたが、今回の内容は科学的に明らかに...
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はじめに〜四国お遍路はなぜ、うつに効くのか?〜更年期うつの泥沼の中にいるとき、ふと思い立って行った四国お遍路が、私をうつから救う大きなきっかけになりました。お遍路がうつに効いた理由は、いくつかあります。一番大きな理由は、四国お遍路の最中、「うつを忘れられたこと」。それまで、いつもいつも頭から離れなか...
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四国お遍路は、四国4県にある88か所のお寺を廻る巡礼です。どこから回らねばならないという決まりはありませんが、徳島にある1番札所「霊山寺」から、時計回りにぐるりと香川まで抜けるのが、「順打ち」という普通のまわり方です。私が行った四国お遍路も、このお寺から始まりました。第1番札所から、少しずつ記録して...
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一番札所「霊山寺」でモジモジしている間に、かなり時間をロスしてしまいました。お遍路のお寺を参拝できるのは、朝の7時から夕方5時までです。霊山寺の参拝をスタートしたのは、11時ごろ。つまり、残り約6時間しかないのに、1時間半近くも1番札所にいたことになります。のっけから、かなり焦り気味で、次の2番札所...
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2番札所極楽寺を後にした私は、3番札所「金泉寺」に向かいます。県道12号線を西へ2.6km。大きな道路から、田んぼ脇の小路に少し入ったら、そこに「金泉寺」があります。今までの2つのお寺は、大きな道沿いにあったので、いわば初めての脇道に面したお寺です。この後、場所がわかりにくいお寺がいくつもあるので、...
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第3番札所から、県道24号線を約2.7km進むと、第4番札所「大日寺」があります。このあたりから、どんどん景色が田舎になってきます。山を登るというほどではないけれど、山中にわけ入っていくような感じ。いよいよ、お遍路感が増してきます。お遍路道は、本当にあちこちに標識があります。歩きお遍路用の標識、車用...
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第4番札所から、すぐ。南へ、約1.8キロの場所にあるのが、第5番札所「地蔵寺」です。ほんとに、すぐの場所にあります。ここまでは、平坦な道。お寺につくと、比較的大きな門構えで、入口で土地の農作物を売っている出店がありました。(いつもあるのかは不明です)徳島から始まるお遍路は、10番までは、お寺同士が近...
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第5番札所「地蔵寺」から、県道12号線に戻り、第6番札所へ向かいます。ここまでの距離、約5km。第6番札所は、温泉のある場所でもあります。周囲はのどかな田んぼです。その昔、万病に効くといわれる温泉が湧きだした安楽寺谷に、お大師様が薬師如来像を刻んで本尊とし、お寺を建立したのが発祥です。お遍路のお寺で...
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うつになって一番つらかったのは、何のために生きているのか、さっぱりわからなくなったことです。世間一般的に、「やるべきこと」はわかるのですが、それを「やれない」のです。日中、普通に会社にいって働くこと。人間関係の中で、うまく生きてくこと。これをやるべきだと頭で思っても、体も心も、ついてきません。それな...
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お遍路の道中も、8番くらいまで来ると、お遍路初心者の初々しい気持ちは薄れてきます。まだ、1/10も終わっていないのに、人間が感じる慣れというのはすごいものです。次のお寺への道を考え、なんとかお寺にたどり着き、参拝する。この単純ともいえる、繰り返し。この繰り返しが、感じることを停止していた心を、動かす...
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皆さんは、涅槃如来を見たことがありますか?私は、生で見たのは、このお寺が初めてでした。涅槃如来というのは、仏様が横になった仏像です。テレビ番組で、よくタイやインドを特集している映像を見ると、良く見かけるアレです。日本にも、涅槃如来があるもんですね。四国お遍路の88か寺の中でも、涅槃如来がご本尊のお寺...
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人生は、山あり、谷あり。いいことも、悪いことも、繰り返しやってきます。うつになってしまった今は、いわば「谷」。四国お遍路は、その、山と谷を、道中でリアルに感じるようにできているのかもしれません。うつ病は、薬では治りません。薬は、あくまでも、症状を抑えるものであって、それ以上の存在ではないのです。本当...
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うつになると、「自分が世の中で一番不幸な人間だ」と思い込みます。よく家族に、「みんな幸せそうに見えても、誰でもつらいことをかかえながら生きてる」と言われましたが、そんな言葉は、少しも自分の心に響きませんでした。なぜなら、もう自分のことだけで、もうホントに精いっぱいだからです。「あなたの1日は、誰かが...
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毎日が憂鬱で、心が休まるときが、全くないとき。出口が見えなくて、どうしていいかわからないとき。まるで、霧が立ち込めた、険しい山の中を歩いているような気持ちになります。あまりに、毎日が憂鬱すぎて、普通に過ごしていたときのことが、あまりにも遠くて。その普通の感覚が、どんなものだったのかさえ、全然思い出せ...
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人は、強烈な経験をすると、それまでの悩みを、忘れられる生きもののようです。あまりに驚いたり、全く違うことに集中する。そんな瞬間が訪れると、そのことしか考えられません。焼山寺の道中は、ただお寺を目指すことしか、心に浮かびませんでした。「これぞ、四国お遍路」という、難所「焼山寺」から下山。約28キロ離れ...
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「四国お遍路に行こう」と、思い立つ人々は、何がきっかけでお遍路を始めるのでしょうか。四国のお寺を廻っていると、実にたくさんの巡礼者に出会います。バスで回る人、歩きお遍路の人、自家用車で回る人。自転車で回っている人もいました。私のように、一人の人もいれば、ご夫婦ずれ、女友達同士…。とくに、話を交わすわ...
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