この薬は何?!知っておきたい!「抗うつ薬の種類」とは?
うつ症状や不安症で処方される薬には、さまざまなものがありますが、主軸となるのは、「抗うつ剤」です。
抗うつ薬には、5種類の系統があります。
抗うつ薬は、飲んでみないと、ご自身の症状に合うのかどうかわかりません。しかも、副作用もあり得るわけですから、医師と薬を相談する上でも、少しは知っておいた方が、選択するときに役立ちます。
いざ、薬物治療を始める前に、ご自身が、どんな薬を飲もうとしているのか。ぜひ、知っておきましょう。
5系統ある「抗うつ薬」の効果と特徴とは?
現在ある、抗うつ薬の系統は、5系統あります。
抗うつ薬の基本的な効能は、セロトニンやノルアドレナリンの再取り込みを、抑制することにあります。体内のセロトニンやノルアドレナリンの濃度を上げて、気持ちの落ち込みを改善していく薬です。
【抗うつ薬の種類】
@SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)(第三世代)
ASNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(第四世代)
BNaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)
C四環系抗うつ薬(第二世代)
D三環系抗うつ薬(第一世代)
それぞれの特徴について、詳しく、解説していきましょう。
ここで豆知識!ノルアドレナリンって何?
ノルアドレナリンは、セロトニンと同様、脳内にある神経伝達物質です。自律神経のうち、交感神経を活性化させるもので、肉体的には、心臓の働きを強めたり、血圧を高めたりします。
精神面では、緊張や闘争心をかきたてるもので、「やる気」を引き出すには、このノルアドレナリンが必要です。ノルアドレナリンが増えると、「何もやる気がしない」、「意欲がわかない」などのうつ症状を緩和させる働きがあります。
@SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)
1999年から使用されるようになった、新しい系統の薬です。
脳内のセロトニンだけに作用するため、古いタイプの抗鬱薬よりも、副作用が少なく、最初の処方でよく用いられます。
体内のセロトニンを増やす働きがあり、うつ症状だけではなく、不安感、恐怖感、パニック障害などにも用いられています。
代表的な薬
ジェイゾロフト、デプロメール、ルボックス、パキシル、レクサプロなど。
可能性のある主な副作用
嘔吐、むかつき、便秘、ふらつき、頭痛、排尿困難、口の乾き
ASNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)(第四世代)
セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害する薬です。2000年から使用されはじめ、2つの神経伝達物質に作用することから、「意欲を向上させる働き」も期待出来ます。
効果の出現が、比較的早い傾向があります。古いタイプの抗うつ薬よりも、副作用が小さい傾向があります。
代表的な薬
サインバルタ、トレドミン
可能性のある副作用
むかつき、嘔吐、口の乾き、便秘、血圧上昇、眠気、動悸
BNaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)
2009年から使用開始された、新しい抗うつ薬。セロトニンとノルアドレナリンの双方の神経伝達物質に作用します。
鎮静作用があるため、イライラした気持ちがある方や、不眠症を併発している場合に使用されます。効果が、比較的、早く現れる特徴もあります。
代表的な薬
リフレックス、レメロン
可能性のある副作用
眠気、めまい、動悸、肥満など。比較的、副作用は弱く、これまで他の系統で出ていた胃腸の不具合が少ない。
C四環系抗うつ薬(第二世代)
三環系抗うつ薬の、副作用を軽減するために、誕生した抗うつ薬。セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを阻害します。
最初に開発された、三環系抗うつ薬よりは、作用も副作用も軽いものですが、新しい世代の抗うつ薬と比べると、副作用が大きい薬です。今では、最初に処方する薬としては、ほとんど処方されない薬です。
代表的な薬
ルジオミール、クロンモリン、ノイオミール、テトラミド、テシプール、ビソプール
可能性のある副作用
動悸、便秘、立ちくらみ、めまい、目のかすみ、眠気、口の乾き、心臓・肝臓への負担など。
D三環系抗うつ薬(第一世代)
1950年代に登場した、古典的抗うつ薬ですが、現在でも使用されています。セロトニンとノルアドレナリンの再取り込みを抑制し、抗うつ効果は高いのですが、難点があります。
それは、アセチルコリンなどの他の神経伝達物質にも作用してしまうため、副作用が大きいこと。初めての処方で使用されることは、ほぼありません。
代表的な薬
トフラニール、イミドール、アナフラニール、トリプタノール、アミプリン、ノーマルン、ミケエトリン、ラントロン、アモキサン、ノリトレン
可能性のある副作用
動悸、便秘、口の乾き、立ちくらみ、排尿困難、めまい、目のかすみ、皮膚の乾燥、心臓や肝臓への負担。
今の主流は、SSRI&SNRI、NaSSA!初期段階は、副作用の小さい薬からが鉄則!
初めて、抗うつ薬を服用する場合、基本的には、副作用の小さいものから始めます。
今の主流は、副作用の小さいSSRIやSNRI。最近、開発されたNaSSAも、よく用いられます。
抗うつ薬は、どの薬が合うのか、飲んでみないとわかりません。現在、抱えている症状に、最も適していると思われるものから、スタートします。
抗うつ薬は、1種類をまず服用するのが、基本です。それは、同時に、色々なものを飲むと、何が効いているのかが、わからなくなるためです。
薬があっているのかどうかは、最低でも、約1か月程度は服用を続けて、効果の有無を、慎重に判断していきます。最初は、少量から始め、効果がある薬なら、症状の緩和度に合わせて、薬の量を増減調整します。
運よく、最初の薬で効果が出る場合もありますが、効果が出ずに、薬を変えていく場合もあります。肝心なのは、焦らないこと。充分な休息を取りながら、うまく薬とつきあっていきましょう。
私の抗うつ薬の体験談〜管理人の場合〜
初期段階
:抗不安薬ワイパックス(不安時に頓服服用)、睡眠薬代わりの漢方薬「抑肝散」
⇒頓服を飲むと落ち着くが、抑うつ状態が続き、不眠も改善されない
第2段階
:抗うつ薬「ジェイゾロフト」25mg2錠(SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、頓服でワイパックス併用、睡眠薬レンドルミン、
⇒ジェイゾロフトを飲んだ翌朝から、胃痛、むかつき、食欲不振。3日、体調絶不調が続く。医者に相談するも、1か月は飲み続けるように指示される。
1か月飲んでも、明確な効果なく、増量。やる気が出ない、外に出るのが怖い、人に会いたくない症状が続く。
体重が激減。3か月で10kgやせる。2か月後、薬を変えたいと医師に依頼する。医師から、「サインバルタ、リフレックス」を提案される。やる気が出るというリフレックスを選ぶ。
第3段階
:ジェイゾロフト25g1錠、リフレックス15g1錠、頓服のワイパックス、睡眠薬レンドルミン⇒ジェイゾロフトの断薬症状が出ないようにと、ジェイゾロフトとリフレックスを併用する。ジェイゾロフトを減らしても、体調に変化はなし。
第4段階
:リフレックス、頓服のワイパックス、睡眠薬レンドルミン⇒リフレックス1本に。毎晩、1錠服用。頓服のワイパックスは、不安感が強いときに服用。この状態で、約1年経過。体重増加。発病前の体重を超える。
第5段階
:リフレックス半錠、睡眠薬レンドルミン⇒リフレックスは半錠に減らしても、調子に大きな変化なし。ワイパックスを飲むことがなくなる。
第6段階
:断薬、睡眠薬レンドルミンのみ使用
⇒抗うつ薬リフレックスを断薬。寝つき、眠りが浅い状態改善のための睡眠薬のみ服用。
第7段階
:断薬。寛解へ。通院終了。⇒落ち着いた日々を送っています。うつは完治ではなく寛解といいます。ストレスをできるだけため込まない。無理をしないことを心がけています。
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