長引くうつ病は、医者任せでは治らない!? その理由とは?
突如、私たちを襲う、さまざまな不調。
「何らかの不調」と長くつきあうようになると、よく耳にする言葉があります。
『病気は医者任せでは治らない。
最終的には「自分の力」で治していくしかない』
とくに、もう何年も続く「うつ病」などの精神的な不調は、これが理由かもしれません。
では、お医者さん任せでもなく、薬に頼ることでもなく、どうすれば、病気から這い出ることができるのでしょうか?
ここでは、その理由と根本的な対策について、ご紹介していきます。
「病気は医者任せでは治らない」のは、なぜ?
『病気は医者任せでは治らない。最終的には「自分の力」で治していくしかない』
これは、ある書籍にも書かれている言葉ですが、決して、現代医学を批判しているものではありません。
現実的に、風邪を引いたり、胃が痛んだり。こういう症状を、すぐに改善してくれる医療は、まぎれもなく効果があるものです。
でも、病院に通っても、なかなか治らない病気もあります。
「うつ病」は、その典型的な例だといいます。
病気の根本的な原因は、「無理な生き方」
さまざまな著作で知られている、新潟大学大学院医学部の安保徹教授。「免疫学の権威」ともいうべき、先生のひとりです。
『病気の根本的な原因は、実は自律神経の適応能力を超えた「無理な生き方」にある』。
これは、さまざまな著作で、安保教授が説いている言葉です。
更年期の不調にも、自律神経が大きなかかわりを持っていることは、よく知られている通り、ほかの病気も同じ。実は、病気を治す力の根源は、自律神経にあります。
自律神経を乱す最大の要因が「ストレス」
「自律神経」は、無意識のうちに、私たちのカラダを正常に動かす重要な神経です。
血流を調整しているのも、呼吸をコントロールするのも、この自律神経の役割。
「交感神経」と「副交感神経」の2つが、交互に入れ替わって、体調を管理しています。
身体に不調が起こるのは、この2つの神経のバランスが乱れるとき。とくに、「交感神経」にかたよると、さまざまな病気にかかりやすくなります。
うつ病は縄文時代型人間の病気?!
安保徹教授+鬼木豊氏の共著に「免疫道場〜病気にならない体を作る50講〜」という著作があります。
その中で紹介されている印象的なお話をご紹介します。
「うつ病は、縄文時代人間の病」
縄文時代人間? これは、一体何なのでしょうか。
この著作によると、縄文時代人間というのは、「副交感神経体質」の人こと。
競争社会には不向きな、もともと穏やかな体質の人を、「縄文時代人間」と呼んでいます。
縄文時代は、集落の人間が協力して、森で木の実をとったり、川で魚を獲ったりしていた時代です。
獲れた食べ物は、みな公平に分ける時代で、貧富の差などもほとんどなかったといわれています。
つまり、ほとんど人と競争することがない時代で、人の生き方も、自然と穏やかになり、「副交感神経の方が優位」に保たれていたことになります。
それが、時代と共に、暮らしが豊かになり、人同士で競争するのが普通になってから、交感神経に傾かざるをえなくなったのが、今の時代。
実際、うつ病になった人の多くは、「縄文時代なら穏やかに生きられたはずの人たちが、いま過剰な無理を強いられ、犠牲になっている」といいます。
もちろん、競争社会でイキイキと活動できる人もいますが、そうではない人もいます。
その「縄文型人間」の方が、自身の自律神経の適応範囲を超えた「無理な生き方」をすることで、ストレスを受け、うつになってしまいます。
つまり、病気になったのは、「無理な生き方」が原因ですから、これを変えない限り、医者任せでも、薬に頼っても、よくなりません。
まず大事なことは「自分の生き方を変えること」
「無理な生き方が、うつにさせる」
それでは、うつ病になってしまったなら、どうすればよいのでしょうか?
まず、大事なことは、「今までの人生を振り返り、生き方のどこに無理があったのか?」を突き止めることだといいます。
その上で、無理なく生きられるように、生活環境を整えながら、食生活や仕事などを見直したり、適度な運動を心がけ、自律神経を鍛えていきます。
これを続けると、自律神経の適応力が高まり、この積み重ねがあって、初めて病気脱却への道が拓けていきます。
気が遠くなるかもしれませんが、これが一番大事なステップ。医師任せ、薬任せでは治らない病気と向き合う方法です。
薬の長期服用は、病気を長引かせる
この著書で、書かれている言葉がもう1つあります。
「薬の長期服用は、今すぐやめろ!」
うつ病になると、抗うつ剤や安定剤などを常時服用するようになります。
現実的に、初期の不調改善には、とても有効な治療といえますが、発症して何年も服用を続けているなら、これがかえって病気を治せない原因になっている可能性があります。
薬の長期服用は、自律神経の乱れをひどくする
薬物治療の最大の問題点は、薬の長期服用によって、自律神経の乱れがいっそう大きくなることです。
抗うつ剤や抗不安薬などの薬は、脳神経の過剰な神経伝達をブロックする薬です。
短期的には、精神症状を抑える効果がありますが、何年も継続して服用すると、自律神経のひとつ「交感神経」を過剰に緊張させ、全身の細胞を興奮状態にさせてしまいます。
筋肉がけいれんしたり、脈が速くなったり、さらに新たな症状を生むのも、この副作用によるものです。
「うつは薬で治ります」というTVCMがありましたが、急性期の症状を抑えるだけの話で、根本的な治癒には至りません。
本当に治癒させるためには、「無理な生き方」をやめるしかないのが実情です。
とても参考になる書籍
安保徹教授の著作は、どれもとてもわかりやすく「自分の治癒力」について、解説されています。
その中の1冊が今回ご紹介したこちらの書籍です。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
安保/徹
1947年青森県生まれ。東北大学医学部卒。新潟大学大学院医歯学総合研究科教授。米国アラバマ州立大学に留学中の80年に「ヒトNK細胞抗原CD57に対するモノクローナル抗体」を作製。90年、胸腺外分化T細胞を発見。96年、白血球の自律神経支配のメカニズムを初めて解明。2000年、マラリア感染の防御が胸腺外分化T細胞によって行われることを発見する。世界で活躍する国際的免疫学者である
鬼木/豊
1935年福岡県生まれ。日本感性教育・医道研究所所長、身心健康堂・身心養生苑理事長。感性論哲学を根底にした「教育と医道」の実践を通じ、出版・講演・研修・臨床指導を行う。「現代病は人格の病に起因する。現代病を癒すには、感性を解放し活性化するところにある」という「感性医道療法」を確立し、東京と神奈川で「身心健康堂」、伊豆高原で「身心養生苑」を経営(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
amazonクチコミ評価★★★★★
以下クチコミより引用
・現在病院にかかっている方は一読されて、参考にされるといいと思います。
病院で病気を治す以前に、自分でできることがこれだけあるということが分かります。薬の世話になれば必ず副作用の心配をしなくてはなりません。
この本では正しく健康になる手順が書かれています。
うつは自分を変えるとよくなる
今までの生き方を変えるきっかけを見つける
医者任せでは治らない。薬でも完治しない。
これは、当サイトの管理人が「うつ病」と戦っていたときに、骨身にしみて実感したことでもあります。
病気になりたての頃には、薬や医師に対する過剰な期待がありました。
これさえ飲めば楽になる。医者にさえいけば何とかなる。
もちろん、初期には本当に助かりましたが、すぐに気がつきます。
「薬だけではよくならない。自分が変わらなければ…」
実際、私をうつから救ったのは、薬でもお医者さんでもなく、あることへの挑戦でした。
管理人にとっての「あること」は、四国お遍路でした。「四国お遍路」でうつが治ったというのは、ご利益頼みのお話ではなく、この長い行程を通じて、初めて自分を認めることができたからです。
人によって、その「あること」は、多種多様です。答えはひとつではありません。そのあることを見つけることこそが、医者でも薬でも治らない病気を治すきっかけになる。
見つけようと思った瞬間に、もうその扉は開かれているかもしれません。
管理人の四国お遍路の体験はこちらでご紹介しています。
更年期うつの治療体験記|四国お遍路でうつを改善「四国お遍路がうつに効く理由」
何かのきっかけを見つけたいときに、参考にご覧いただければ幸いです。
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