血行促進は更年期にも効果大!ビタミンB1が効く理由とは?
血流を良くする働きがある、ビタミンB1も、更年期の諸症状の緩和に役立ちます。
冷え性やのぼせなど、血液関係の症状がある方は、ぜひ積極的に摂取するようにしましょう。また、精神的な不調を整える効能もあります。
ビタミンB1…疲労の蓄積を防止し、自律神経のバランスを整える
ビタミンB1の最大の役割は、糖質(炭水化物)を分解し、体内で必要な栄養素に変える働きです。
ご存じの通り、糖質は、日々の活動エネルギーを生み出すために、必要不可欠。実は、このビタミンB1が無ければ、栄養をとることができません。
また、更年期の方には、とても重要な、自律神経を整える上でも、大切な役割を果たします。自律神経は、脳の指令で、無意識のうちに働く神経ですが、脳の栄養源となるブドウ糖を作り出すのが、このビタミンB1だからです。
これが不足すると、精神的にイライラしたり、不安な気持ちが沸き起こり、集中力がなくなる悪影響が出ます。疲労の蓄積を防止する働きもあり、疲れやすい更年期の女性には、欠かせない栄養素です。
【ビタミンB1の効能】
・炭水化物をエネルギーに変える(エネルギー代謝のために欠かせない栄養素です)
・疲労を回復させる。
・自律神経を整える
【1日の目安摂取量】
成人女性の目安摂取量は、1日あたり、1.1mg。
欠乏すると、脚気になったり、疲れやすくなります。過剰摂取しても、尿に混じって排出されるため、副作用などの問題もありません。
【ビタミンB1が多く含まれている食べ物】
ビタミンB1は、豚肉やウナギなどに多く含まれています。
豚肉(ヒレ、モモ、ひき肉など)、ハム、ウナギ、タラコ、ベーコン、明太子、すじこ、いくら、青のり、大豆、昆布など。
※ビタミンB1の含有率が高いベスト3…@豚ヒレ肉、A生ハム、B豚もも肉
「冷え症」を改善するほかの栄養素にも注目!
冷え性を改善するには「ビタミンB1」も重要ですが、体を芯から温める食べ物をあわせて摂るとさらに効果的です。
(参照:更年期の症状|冷え症|「手足の冷えがひどい」「下半身がむくむ」でも詳しくご紹介しています)
体を温める効果が高い食べ物は、ショウガや唐辛子などのスパイスや、ニラやネギなどの野菜類。
ビタミンB1が豊富な豚肉と、これらの具材をたくさん入れた鍋などは、とくに冷え性改善におすすめです。
ふだんの生活が忙しくて、食事に気をつかうのが難しいという方は、サプリメントで冷え対策に効果がある栄養を補う方法もあります。ご自身に適した方法で、「冷え取り」活動を始めてみましょう。
ビタミンが不足しがちな方向けのサプリ
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