HRTを受けたくない場合の治療法とは?

どんな方法があるの? 更年期障害の「HRT治療」以外の治療法

閉経後の体調変化

「HRT治療はリスクがあるから、他の方法を考えたい」。「つらい症状はあるものの、できるだけ、他の方法を探したい」。

 

実は、こんな、女性が多いのも、更年期障害の治療の実態でもあります。

 

女性ホルモンを投与する以外には、どんな治療ができるのでしょうか?ここでは、その治療方法の種類を、ご紹介しましょう。

 

漢方治療

 

漢方治療の基本は、個々人の体調に合わせた漢方薬の処方で、体を健康な状態に戻していく治療がとられます。

 

基本的な考え方は、人が持つ「自然治癒力」を高めることに、重点を置いています。漢方治療の魅力は、以下の2点です。

 

漢方治療のメリット
@自然由来の生薬を服用するので、副作用の可能性が非常に低い。
A個人個人の体調に合わせた処方を行う

 

そもそも論になりますが、漢方は、人間の体の状態を、「陰陽実虚」で考えます。漢方の根本的な考え方は、以下のとおりです。

 

漢方の「体」についての考え方
・熱に支配されている状態を、「陽」。
・寒に支配されている状態を、「陰」。
・体の抵抗力が強い状態なら、「実」。
・これと逆に、体の抵抗力が弱っていたら、「虚」。

 

いまの体の状態が、陰なのか、陽なのか。また、実なのか、虚なのかによって、処方される薬が異なります。

 

つまり、更年期の薬といっても、同じような症状であっても、処方される薬はひとつではありません。個人の体の状態に合わせた様々な薬があり、その人にあった薬を飲用することになります。

 

漢方薬は、徐々に体調を整えていく治療なので、劇的に症状が軽くなるということは少ない治療ですが、時間をかけてゆっくり体を整えていくことができます。

 

自然由来の生薬を用いるので、副作用はほとんどありませんが、飲み合わせに注意する処方もあります。他の薬を併用している方は、漢方医の指示に従って、正しく服用する必要があります。

 

ホルモン治療に抵抗を感じる方の間で、更年期の治療法として人気が高い治療法です。

 


サプリメント治療

 

更年期の症状に合わせて、症状改善に効果がある栄養素を、サプリメントで摂る方法です。

 

サプリメントの内容は、漢方薬系の素材から作られたものや、プラセンタ、大豆イソフラボンなどがあります。

 

更年期障害に効果がある栄養素を、複数配合したサプリが多く、通販やドラッグストアなどで簡単に入手できます。

 

ご自身に合うサプリメントが見つかれば、最も手軽に症状緩和できる手法です。口コミなどを参考にして、試しにトライしてみるのも、おすすめです。

 

※更年期のさまざまな症状に効くサプリメントを特集しています。→参照:更年期のサプリ図鑑

 

食事療法

 

食事は、体調を維持する上で、最も大切な対処法のひとつです。過度のダイエットや栄養の偏りは、更年期の症状を悪化させる大きな要因になります。体にいい食事を摂ることで、症状を緩和させることも可能です。

 

食事療法をする際に知っておきたいこと
@どんな食べ物が、更年期の体にいいのかを知ること。
A日々の食生活を、改善していくこと。

 

この2つは、ぜひ心に留めておきたい対処法です。

 

更年期の症状に役立つ!更年期の食べ物を特集しています。→更年期に効く食べもの

Sponsored Link

関連ページ

更年期の治療|更年期の症状を引き起こす!3つの原因とは?
更年期障害の3つの原因のうち、何が根本的な原因なのかを知ると、効率のよい治療方法がわかります。あなたの更年期障害の一番の原因を調べましょう。
更年期の治療|更年期障害の検査内容とは?
自己診断だけではなく、本当に、更年期障害なのか?お医者さんに診てもらうのが、一番安心といえば、安心です。とはいえ、婦人科系の検査となると、「でも、どんな検査をするのか不安…」という方のために検査方法についてご紹介します
更年期の治療|婦人科で行われている3つの治療方法とは?
「更年期障害」という、診断結果がでた場合、病院では、どのような治療が行われるのでしょうか? 代表的な例を、ご紹介していきましょう。主な方法は3つあります。どれを選択するかは医師との相談になります。
更年期の治療|ホルモン補充|HRT治療で行うホルモン補充と薬の種類
更年期障害のHRT治療では、どんな薬を使うのでしょうか?ここでは女性ホルモン補充剤として使用されている薬についてご紹介します。
更年期の治療|ホルモン補充|効果が異なる「HRT」と「低用量ピル」
更年期障害のHRT治療と低用量ピルの効果の違いについてご紹介しています。症状にあわせて、どちらを使うのかを医師とよく相談しましょう。
更年期の治療|ホルモン補充|HRT治療のリスクと副作用とは?
HRT治療には、リスクもあります。個々人の症状は、千差万別ですから、必ずしも、トラブルが出るということではありません。でも、どんなリスクがあるのかを、知っておくこと。これは、治療を受ける側としては、重要なことです。ここでは、リスクの具体的な例を、ご紹介しておきましょう。
更年期の治療|更年期治療で使う「漢方薬」ってどんなもの?
更年期障害の漢方治療の内容についてご紹介します。漢方薬は個人の体質によって、処方される薬はさまざまですが、ここでは、代表的な更年期障害の処方薬をご紹介します。
更年期の必須栄養素|更年期に摂るべき「症状に効く10大栄養素」
女性ホルモンをUPさせる10大栄養素とは?HRT治療以外の方法を探している方に、手軽に始められる栄養補給方法のひとつがサプリメント。食事で補えないものをサプリメントで摂取して、症状緩和につとめましょう。
更年期の必須栄養素|女性ホルモンと似た効能がある「大豆イソフラボン」
大豆イソフラボンは、女性ホルモンの「エストロゲン」と似た働きをする栄養素です。イソフラボンは、大豆の芽となる場所に多く含まれる、抗酸化物質の1種で、老化の原因となる、「細胞の酸化を防止」する役割もあり更年期におすすめの栄養素です。
更年期の必須栄養素|のぼせやイライラに効く「ビタミンE」
ホルモンバランスを整え、更年期に欠かせない効果があるのがビタミンEです。のぼせや多汗症、イライラの症状がある方にとくにおすすめです。 しかも、老化防止にも有効!というおまけつき!ここでは、ビタミンEについてご紹介していきましょう。
更年期の必須栄養素|イライラ、精神不調を抑える「カルシウム」
イライラする、心が落ち着かない…更年期の心の不調に効果があるのが「カルシウム」です。充分なカルシウムがとれれば、症状の緩和や改善が期待できます。
更年期の必須栄養素|精神的な落ち込みを緩和する「亜鉛」
更年期障害に効く!ミネラルのひとつ、亜鉛の効能をご紹介します。亜鉛には、精神的な落ち込みを防止する役割があり、ホルモンバランスの乱れを整えてくれます。
更年期の必須栄養素|冷え症改善・血流促進に効く「ビタミンB1」
冷え性などの血行不良がある方におすすめの栄養素がビタミンB1です。血行不良は、ほかのさまざまな症状も引き起こしますから、この栄養素をおさえておくことは症状全般を緩和させる効果があります。
更年期に効くアロマ|女性ホルモンのバランスを整えるアロマの効能
更年期障害の症状を緩和するアロマオイルとは?おすすめのアロマと効能をご紹介します。思い当たる症状に合うアロマを選んでみませんか?
更年期に効くアロマ|医師が薦める「更年期不調に効く」アロマ活用術
更年期の不調は、ホルモンバランスが崩れ、自律神経が乱れて起こる症状です。 女性特有の不定愁訴といわれるもので、閉経までの間、「何だか不調…」という状態が長く続くことも珍しくありません。 不調がひどい場合は、ホルモン補充療法などを受けるのが得策ですが、補完療法としておすすめなのが「アロマセラピー」です。アロマの起源は古く、「西洋の漢方」ともいわれる伝承医学ですが、最近では、実際に医療現場でも、更年期の治療にも活用され始めています。 ここでは、その医療現場にいる医師がおすすめしている「アロマセラピー」の活用術をご紹介していきましょう。
ちゃんと知っておきたい!「アロマオイル」が更年期不調に効くしくみ
「アロマオイル」は「癒し」だけではなく、「不調改善」にも効果があります。 でも、何となく「効く」というのは知っていても、その理由や仕組みまでは、あまりご存じない方も少なくありません。 アロマオイルは、直接肌につけてマッサージしたり、香りをかいだり、ときには、お風呂に入れたりして使うもの。食べ物のように、胃や腸から吸収するわけではありません。 では、どんな仕組みで不調を改善してくれるのでしょうか?
更年期に効くハーブ|体と心に効果あり!おすすめハーブティー15選
アロマオイルと同様、ハーブティーも、更年期の症状を緩和させる効果があります。もともと、ハーブとアロマオイルの原料は、同じ。茶葉にして飲用するか、オイルにして利用するかだけの違いです。 ハーブは、成分が凝縮されたオイルとは違って、飲むことができるので、手軽さも抜群!作用もゆるやかなので、オイルが苦手という人でも、簡単に始めることができます。
更年期のサプリ|女性ホルモンを補う!世界各地の7大特効サプリ
日本はもちろん、世界各地には、昔から伝承されてきた、更年期の症状を緩和する食材がたくさんあります。例えば、ペルーの「マカ」や、アメリカに生息する「ワイルドヤム」。聞き覚えのある食材も、多いのではないでしょうか?
サプリと医薬品の違いとは? 症状で使い分けたい「更年期サプリと医薬品」
更年期になって体験する、さまざまな体調不良…。 あまりにも症状がひどい場合は、やっぱり医者にかかるべきですが、軽い症状や予防なら、うまく利用したいのが、サプリと市販薬です。そもそも、サプリメントと市販している医薬品は、何が違うのでしょうか? また、どう選び分ければ、よいのでしょうか? わかりやすく解説していきます。
更年期の不眠症|「不眠」にはサプリも有効!睡眠薬を使う前に試したい6成分
良く眠るためには、バランスのよい食事が基本。 糖質やたんぱく質、ビタミン、ミネラル、適度な脂質を摂ることで、「よく眠れる」下地ができあがります。普段の食事に注意しながら、足りない栄養素をサプリで補えば、より効率よく睡眠改善できます。ここでは、その方法と効果のある6つの成分(サプリ)をご紹介していきましょう。
更年期の月経不順|月経回数は昔の3倍!月経過多を解消する方法
昔の世代は、生涯に起こる月経回数が、150回くらいでしたが、いまの女性は、450回も生理が来ています。つまり、卵巣が常に働いている状態が、いまの更年期世代なのです。更年期の月経過多が起こっている方は、この卵巣の働きすぎも、不調の原因のひとつかもしれません。
「更年期の初期症状に試したい!」40代前半の女性におすすめサプリ
更年期症状の女性向けには、さまざまなサプリや医薬品が出ていますが、40代前半の女性におすすめなのは、足りない栄養を補うサプリメントです。症状が軽いうちなら、原因となっている栄養成分の補充でかなり症状が緩和します。

TOP 基礎知識 治療法いろいろ 更年期うつ 更年期の体験記 サプリ図鑑