更年期の治療|更年期の症状を引き起こす!3つの原因とは?

根本的な原因を見つけよう!更年期障害が起こる「3つの原因」とは?

更年期障害というと、実にさまざまな症状があり、その治療はとても複雑になる印象があります。

 

その症状ごとの対処をするとなると、「いったい何種類の治療をすればよいの?」と憂鬱な気持ちになるのも、無理はありません。

 

しかしながら、実は、更年期障害の原因は、いたってシンプルなものです。

 

その原因は、たったの3つ!

 

この3つの原因のうち、ご自身の症状と深く関わりがあるものを、正しく見極めるだけで、対処と治療は、非常に効率的になるのです。

 

更年期障害を引き起こす3つの原因

 

@女性ホルモン(エストロゲン)の減少
A生活環境
(職場や家庭での人間関係、食習慣、喫煙や飲酒の状況など)
B気質的な要因(まじめで几帳面といった性格的なもの)

更年期障害の症状が出て、受診する方のほとんどは、この3つの原因のうち、2つ以上が絡み合っています。ただし、難しいのが、その原因の中の、何が一番、根本的な原因なのかを見極めることです。


原因の見極めは、更年期のプロ医師にゆだねよう!

この原因の見極めは、医師が、患者本人へ行う問診を丁寧に行う必要があります。つまり、時間をかけて、じっくり聞きださないと、医師であっても、なかなか正しい判断をすることが難しいのです。

 

もし、更年期障害の症状が出たら、何が根本的な原因なのかをきちんと理解した上で、治療を始めないと、結局、症状を改善することができず、症状を悪化させることにもつながりかねません。

 

例えば、3つある原因の中で、@の女性ホルモンの減少が、一番の原因なら、HRT治療(ホルモン補充療法)が有効となりますし、AやBが根本的な原因の場合は、食事療法や心療内科的治療が主軸になります。

「女性ホルモンが減少しているかどうか」は、血液検査でわかりますので、まずは、検査を行い、他の症状についても、よく医師に説明をする必要があります。

 

また、血液検査をしてみて、女性ホルモンの減少がそれほどでなかった場合や、生活環境や性格的な要因が原因の場合、更年期障害ではなく、「不定愁訴」と診断されます。

 

不定愁訴とは、体調が悪いさまざまな自覚症状があるのに、検査をしても、原因となる病気が見つからない状態を指します。身体的な疾患が明らかではなく、客観的な裏付けが乏しい場合に、使われます。

 

この場合の多くが、「自律神経失調症」と診断されることが多いのも特徴です。こうなると、主に、心療内科での治療を受けることをすすめられます。

 

また、@ABの全ての症状が出ていたとしても、その中の何が一番大きな原因なのかを見極めるのは、医師の診断にかかっています。

 

そのため、最初の医師選びは、とても大切な第1歩になります。できれば、更年期障害の専門医や、治療実績が多く、評価も高い医療機関にかかるほうが、安心して治療に挑むことができます。

 

 


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