「イライラ・不安・憂うつ感」
更年期は「うつ病」になりやすい時期です
更年期障害の中でも、とくに厄介なのが、心の不調です。とくに、目に見える疾患ではない分、症状のつらさを、周囲に理解してもらうことが難しいのが、「うつ病」や「不安症」などの心の病気。
「怠けているだけだ」と誤解されやすく、余計に症状を重くしてしまう可能性があります。うつ病や不安症を発症する場合、女性ホルモンの減少だけが原因ではありません。更年期うつになってしまったときに役立つ情報をお届けします。
何もやる気がしない。毎日がつらくて、どしようもない。うつになると、こんな気持ちの落ち込みにさいなまれて、片時も心が休まる暇がなくなります。うつ病は、ひどくなると「生きていく気力」さえ、限りなく小さくさせてしまうほどの病気です。こうなってしまうと、自力で治すのは難しいのも、この病気の特徴です。「放置し...
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「うつ病かもしれない」と思ったら、まずは、早めに医療機関を受診しましょう。とはいえ、初めてのことですから、「どういう医療機関に行けばいいのかわからない!」ものです。ここでは、うつ病を治療する医療機関について、ご紹介します。うつ病は、「精神科」か「心療内科」を受診!初診なら、まずは心療内科へ!うつ病を...
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普通の病院と異なり、医者の選び方が難しいのが、心療内科です。今まで経験のないジャンルの医師探しですから、手探りで探すしかない現状があります。まずは、信頼できそうな心療内科を、いくつかピックアップすること。ネットや本などで、まずは探してみましょう。その上で、通院しやすいところがどうか、先生は信頼できそ...
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心療内科を受診すると、主な治療方法は、「薬物処方」。認知療法や、カウンセリング、マインドフルネスなど、さまざまな治療がありますが、薬の服用と併用することになります。うつや不安症で、処方される薬は、症状に合わせて、抗鬱剤や精神安定剤、睡眠薬などです。つらい症状を、薬の力でまずは抑える治療が始まります。...
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うつ症状や不安症で、心療内科にかかると、ほぼ間違いなく薬が処方されます。これらの薬には、どんな種類があって、どんな働きがあるのでしょうか?「これから服用を始める」という前に、薬のことを、よく知っておきましょう。【うつ症状で処方される薬の種類】抗うつ剤⇒セロトニンの再取り込みを防止して、脳内のセロトニ...
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うつ病と診断されて、抗うつ薬を服用し始めたら、注意しておきたいことが3つあります。とくに、注意が必要なのは、服用し始めの頃や、トライし始めた薬がなかなか効かないと感じるとき。「このままで治るのか?」と、ついつい不安になりがちです。ここでは、抗うつ薬を飲んでいるときの3つの注意点について、ご紹介してお...
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心療内科に通っていると、「本当にこの医者でいいの?」と思うこともあります。とくに、長期にわたって、症状が改善されない場合、医師とのコミュニケーションもとりづらくなることも、あるでしょう。その反面、「医者をコロコロ変えるのは、よくない」という気持ちも働いて、複雑な気持ちになることもあります。でも、ここ...
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うつ症状や不安症で処方される薬には、さまざまなものがありますが、主軸となるのは、「抗うつ剤」です。抗うつ薬には、5種類の系統があります。抗うつ薬は、飲んでみないと、ご自身の症状に合うのかどうかわかりません。しかも、副作用もあり得るわけですから、医師と薬を相談する上でも、少しは知っておいた方が、選択す...
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症状の程度にもよりますが、うつを緩和させるためには、休息を取ることが一番大切です。うつ病は、心のエネルギーが切れた状態です。エネルギーを補充するためには、心身共に休むことが必要です。休養する期間は、ウツ症状の重症度によって異なります。軽症の場合は、少なくとも1か月。重度の場合は、半年〜1年くらいの休...
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うつになってしまうと、とくに、初期段階の気持ちの落ち込みに悩まされます。さまざまな思いが頭に浮かんで、焦燥感や不安感、ときには、絶望感にさいなまれたりもします。病気になりたての頃は、自分の身に起こったことを、受け入れがたい気持ちが強くなります。1日1日過ごすだけで、精いっぱい。誰も、この苦しい気持ち...
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いざ、家で休息を取るようになると、日々の過ごし方に悩み始めます。うつのときの過ごし方は、どのようにすればよいのでしょうか?ここでは、初期段階の過ごし方から、ご紹介します。最初は、なかなか受け入れられないと思ってしまうことも多くあります。でも、少しずつ、トライしてみてください。うつ病は、治る病気です。...
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本格的に休み始めて、1か月くらいたつと、薬の副作用も落ち着いてきている頃です。抗うつ薬の効果が早く出る人は、少し楽になっている頃かも、しれません。この頃になると、眠気も収まりはじめ、家に引きこもっていること自体が、少し辛くなってくるのではないでしょうか。家族や社会に対する罪悪感、将来への不安…いろい...
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ウツを克服するためには、薬以外に、「考え方」を変える必要があります。抗うつ薬などの薬は、いま、身体に現れている症状を抑える効能はありますが、落ち込んでしまう気持ちを変える力は小さいのです。うつになってしまうと、ものの考え方や捉え方が、どうしても悲観的になっています。考え方が、悲観的になってしまうと、...
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うつ症状に陥ると、まず薬物療法と、認知療法を組み合わせるのが一般的ですが、長期にわたって症状の改善が見られない場合、その他の治療方法を検討することがあります。いま、主に取られている治療方法は、3つ。それぞれを詳しく解説していきましょう。電気の刺激で症状を改善する「電気けいれん療法(ECT)」抗うつ薬...
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「寝つけない、眠れない」「気分が落ち込む」「不安感でいっぱい」。こんな症状で、医療機関を受診して、「うつ病」と診断されたら、まずは、投薬治療から始まるのが一般的です。でも、抗うつ薬は、すぐさま症状を改善してくれるわけではありません。しかも、効果が出るまでに数週間もの時間を必要とするケースが多く、その...
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言葉にできないほどの「苦しみ」、や「絶望感」、「あきらめ」。そして、「やるせない想い」。一刻も早く、ここから「逃げ出したい」という想いでいっぱいになって、辿り着くのが、「希死念慮」という想いです。「希死念慮」とは、その名の通り、「できることなら、死んでしまいたい」「消えてしまいたい」という気持ち。自...
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うつ病は、症状がなくなり、薬を飲む必要がなくなっても、「完治」とは言われません。使われる言葉は、「寛解」です。寛解とは、いまは落ち着いている状況。一時的に、回復している状況を指す言葉です。つまり、「症状がおさまった=完治ではない状態」です。うつ病は、非常に再発率の高い病気で、統計では、60%もの再発...
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更年期の女性の身体にとって、ストレスは一番の大敵です。ストレスをため込まずに、ストレスに耐えられる心と身体を作る方法に、「自律訓練法」という方法があります。この「自律訓練法」は、ドイツの精神科医シュルツ氏によって、1932年に考案されたもので、今では広く普及しています。自律神経は、もともと無意識のう...
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更年期から来る心の不調は、うつ病だけではありません。うつ病以外にも、うつ状態をもたらす病気があります。心や身体に生じる症状が、よく似ているものも多いのですが、それぞれに、微妙に対処方法や治療方法が異なります。まずは、うつに似た病気には、どんなものがあるのかも、知っておきましょう。
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うつ状態を引き起こす、うつ病と似た心の病気は、まだまだたくさんあります。しかも、必ずしも、更年期の自律神経のバランスの崩れが原因ではない病気もあります。更年期障害と思っていたら、実は違う病気だということも、大いにあり得ます。思い当たる症状がでたら、まずは医療機関を受診することが、大切。症状がひどくな...
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うつ病は、再発しやすい病気です。症状がなくなり、抗うつ薬を飲まなくなっても、完治とは言わず、「寛解」というのは、そのためです。うつ病は、他の病気のように、「○年、再発しなければ完治」ということはなく、何かをきっかけにして、数年後、数十年後に再発することもあります。もし、うつ病を再発すると、前回よりも...
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更年期に関わらず、多くの女性の悩みのひとつになっているのが、PMSです。PMSとは、「月経前緊張症候群」と呼ばれる症状で、月経前になると、精神的にイライラしたり、落ち込みが激しくなる、身体がむくむなどの身体症状も現れます。このPMS自体は、うつを引き起こすとは、考えらていないのですが、うつ病がベース...
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更年期の不調から、「うつ病」になってしまう方は、決して少なくありません。いま、このページをご覧になっている方は、まさにその「うつ病」と向き合っていらっしゃるのではないでしょうか?うつ病になると、とにかく毎日が憂うつで、出口がないように感じてしまいますよね。そして、うつの停滞期が長くなれば長くなるほど...
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「うつ病」になると、「気持ちの落ち込み」だけではなく、様々な不調を併発します。例えば、「不眠」や「冷え」、「食欲不振」「体重減少」。これらの症状は、「うつ」によって、自律神経も乱れ、体中の血流が悪くなっていることが一因です。「気持ちの落ち込み」だけでも大変なのに、こんな症状までひどくなると、「つらさ...
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突如、私たちを襲う、さまざまな不調。「何らかの不調」と長くつきあうようになると、よく耳にする言葉があります。『病気は医者任せでは治らない。最終的には「自分の力」で治していくしかない』とくに、もう何年も続く「うつ病」などの精神的な不調は、これが理由かもしれません。では、お医者さん任せでもなく、薬に頼る...
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小さなことで、くよくよしたり。わけもなく悲しくなったり。更年期の女性に多い、こんな「心の不調」。中には、「うつ病」と診断されるほど、ダメージが大きい方も少なくありません。更年期は、心身共に、さまざまな不調が出やすい時期。もし、「心の不調」が強く出ているなら、知らず知らずの間に、「無理な生き方」をして...
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どんな言葉にも、何らかの「感情を引き起こす力」があります。それだけに、「使う言葉」はとても大切。心の不調を感じている方にとっては、とくに影響が大きいので注意が必要です。(詳しくは→心の不調は「使う言葉」で改善可能?!負の感情を小さくする2つのコツ)とくに、「マイナス感情を引き起こす言葉」は、耳にする...
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更年期になると、「心の不調」を感じる女性が増加します。これも、「自律神経が乱れやすい時期」の特徴のひとつですが、この時期に、何らかのストレスを抱えていると、うつ病や不安症、パニック障害にまで発展してしまうケースも少なくありません。この場合に共通しているのは、「どうしようもない不安」です。ずっとこのま...
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「心の不調」がある人ほど、実は、体全体もガチガチになります。その理由は、「自律神経の仕組み」にあります。「自律神経」は、心身をコントロールする重要な神経ですが、「心と体をつなぐ役割」がある神経です。つまり、どちらか一方の状態が悪いと、もう一方もひきずられて、調子が悪くなります。そのため、「心の不調」...
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どうして、こうなってしまったのだろう?この先、どうなってしまうのだろう?「うつ病」になると、「過去」や「未来」のことを、ついつい考えてしまいます。「考えても仕方がない」とはわかっていても、どうしても、この思考から離れることができません。こうして、「不安感」が増幅して、ますますドツボにはまってしまいま...
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うつ病になると、常に、さまざまな不安に、意識がとらわれてしまいます。何かをしていても、意識が過去にいったり、未来にいったり。現実に、集中することが、とても難しくなってしまいます。これを改善するには、「今、目の前のこと」に集中すること。これを実践するためには、「日常生活をゆっくり、ゆっくり行うこと」が...
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とにかく、毎日が憂うつで仕方ない。何もやる気がおきない。更年期になると増加する、「うつうつ感」。こんな「心の不調」に悩まされている方に、おすすめなのが「ほめ日記」です。「ほめ日記」とは、その名の通り、「自分で、自分をほめる日記」のこと。「どうしても、自分自身を否定」してしまいがちになる、この時期。あ...
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