ほてり・多汗・ホットフラッシュ
「顔がのぼせて、火のように熱くなる」
「突然、上半身がカーッと熱くなる」
「汗が噴き出すように出て、止まらない」
とくに、激しい運動をしたわけでもないのに、突如、このような症状が出ることがあります。これを、ホットフラッシュといいます。この症状の原因も、女性ホルモン（エストロゲン）の急激な減少が、原因です。
女性ホルモンの減少は、自律神経のバランスを、大きく崩します。自律神経は、血管を縮小・拡大させたり、汗腺を働かせる役割があります。このコントロールがうまく働かなくなると、急に、汗が噴出するという事象が起こります。
自律神経は、心の動きとも、密接に連携しています。緊張したり、ストレスを感じると、この症状が出ることもあります。また、上半身は熱いのに、下半身は冷えている「冷えのぼせ」症状が出る場合も、多々あります。
「ほてり・多汗・ホットフラッシュ」を緩和する方法
顔や脇、首など、上半身に、汗が集中してしまうホットフラッシュ。
上半身ばかり、汗が噴出する理由は、ほかの部位にある汗腺が、ほとんど働いていないことも、原因のひとつです。
体の中でも、汗腺が多い場所は決まっていて、顔、脇の下、襟元など、上半身に集中しています。
ふだん、汗をかくことがほとんどない場合、自律神経のバランスがくずれて、発汗する箇所は、この汗腺が多い場所に集中してしまいます。
これを、防止するのは、他の部位の汗腺を、働かせること。それには、軽く汗を流す運動をすることが、最適の対処法です。ウオーキングやヨガなど、軽めの有酸素運動を行うと、上半身以外の汗腺を活性化させ、上半身に集中する汗を、緩和することができます。
これを、解消するためには、下半身の冷えを防止すること。半身浴で、下半身を集中的に温めたり、漢方薬、ハーブティーなどで、血行をよくするのも効果があります。
アロマテラピーには、冷え症に効く効能があるオイルもあります。
冷え性に効果のあるアロマオイル
ジュニパーベリー
体内の老廃物を、排出する働きがあり、血行を促進して、体を温める効果があります。気持をリフレッシュする働きもあります。
アルコールのジンの香りづけにも使用されているオイルで、ウッディ―な香りがします。
マジョラム・スイート
血行をよくする働きがあり、冷え症やむくみに効果があります。
副交感神経に働きかけるので、女性ホルモンの減少で、優位になっている交感神経を抑える働きがあります。
ゆず
日本生まれのオイルで、馴染み深いゆずの香りがします。お風呂に、ゆずを入れることでもわかる通り、体を温める働きがあります。
冷え症を改善するほか、保湿効果も高いため、お肌の調子も、同時に整えてくれます。
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