更年期の症状｜食欲不振｜「何も食べたくない」「激やせした」

「30代の頃よりも、食べる量が減った」
「食欲が、とにかくわかない」
「食べてはいるけれど、体重が減る」
「胃のあたりが、むかむかする」
「空腹感はあるのに、食べる気が起きない」

女性ホルモン（エストロゲン）が減少してくると、このような症状が出ることがあります。これも、更年期ならではの症状です。

女性ホルモンが、減少すると、自律神経の乱れが生じます。交感神経が過敏になる更年期には、副交感神経がうまく稼働しません。

２つの自律神経の中でも、副交感神経は、心を癒す働きがあるのと同時に、胃腸などの消化器官を働かせる役割があります。

つまり、この副交感神経がうまく働かないと、胃腸の調子が悪くなり、その結果、食欲不振を招く場合があります。また、食欲不振の症状は、「気持ちが不安定」、「いつも不安感がある」などの精神的な症状でも、発症します。

うつ状態になった際にも、この食欲不振が起こる場合が多く、心の状態とも、密接な関わりがあります。このほか、運動不足だったり、アルコールや喫煙の習慣でも、食欲不振が出る場合があります。

症状が、長引く場合や、不安感や憂鬱感を併発している場合は、更年期障害の症状が複数発症しているケースがあります。単純に、胃潰瘍や胃炎というケースもありますが、思い当たる節が多い方は、早めに医師の診察を受ける必要があります。

更年期障害は、自律神経を乱す原因を、できるだけ取り去ることで、症状が緩和します。
規則正しい生活を送ることは、自律神経のバランスを整える上で、重要な役割を果たします。

食欲不振の場合も、同じ。就寝時間や、起床時間。
睡眠が充分とれているかどうか。食事は、ある程度、決まった時間に食べれているかどうか。

睡眠、食事の時間を整えるだけでも、症状を好転させる可能性が高まります。

「運動すると、お腹がすく」。
これは、当たり前といえば、当たり前なのですが、40代の女性の多くは、あまり運動をしていない現状があります。

とくに、オフィスワーク系の仕事をしている方は、体よりも、頭ばかり使ってしまうので、精神的にもストレスを感じやすい傾向があります。

適度な運動をすることで、食欲は、出やすくなります。
食べないと、元気が出ない。ダイエットをしている方も、食欲不振からの体重減少は、健康のためにもよくありません。
適度な運動をこなして、体の健康維持に努めましょう。

空腹感があるのに、食欲がわかないというケースには、食欲を増進させる食べ物を摂ることで、改善できる場合があります。

食欲不振に効果がある食べ物には、このようなものがあります。

このほか、ニンニクや、とうがらしなども、食欲を増進させる効果があります。

食欲がわかない症状の方は、胃腸の調子も低下しています。
胃の負担にならないもの、つまり、消化のよいものを摂ることで、胃の調子を整える必要もあります。

消化のよい食べ物とは、胃に残っている時間が短い食べ物を指します。
それほど、胃が活発に働かなくても、消化ができるものが最適。

具体的には、こんな食べ物です。

豆腐やおかゆ、カボチャの煮物や、具材を柔らかく煮込んだスープなどは、消化もよく、体にやさしい食事です。

空腹感があるのに、食欲がわかないときには、できるだけ好きなもので、消化のよいものを摂るようにしましょう。

食欲がないときに、おすすめのアロマをご紹介します。
寝る前や、気分を明るくしたいときに、使ってみましょう。

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