「更年期の生理不順&不正出血」の症状と緩和方法
「生理の周期が、定期的じゃなくなった」
「生理の期間がやたらと長い」
「生理じゃない日に、出血することがある」
「年間の生理の回数が増えた」
「生理の回数が減少した」
更年期に近づくと、今までとは明らかに違う生理症状が現れます。これを、更年期の生理障害といい、生理不順や不正出血という症状が現れます。
生理不順&不正出血の症状とは?
更年期に起こる、生理不順。卵巣の働きが衰え始めると、周期に変化が訪れます。
【頻発月経(ひんぱつげっけい)】
今までよりも、短い周期で生理が来る状態です。通常、25日〜38日程度の周期でやってきていた生理が、24日以下の周期で来るようになったら、「頻発月経(ひんぱつげっけい)」です。
【揮発月経(きはつげっけい)】
今までよりも、生理が来る周期が長い状態を、「揮発月経(きはつげっけい)」といいます。いずれの場合も、生理の量の変化があり、量が多かったり、少なかったりします。
徐々に、排卵が起こらなくなり、月経とは違う「不正出血」が起こることも、増えてきます。このような状態を経て、「1年以上、生理が来ない」状態になると、「閉経」となります。
生理不順&不正出血に対処する方法は?
生理不順や不正出血の症状が現れたら、食生活の見直しや生活習慣を変えること。
これだけでも、症状をずいぶん緩和できる可能性があります。
大豆に多く含まれている「イソフラボン」は、女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをする栄養素です。更年期になると、女性ホルモンのバランスが崩れてきますから、この働きをイソフラボンで補う方法があります。
イソフラボンの効能とは?
・老化を促進する体内の活性酸素を、抑える。
・肌の弾力の元となる、コラーゲンを作る
・がんのリスクを抑える
・骨粗しょう症を予防する
・悪玉コレステロールを抑制する
・脳の血液循環を良くする
この「イソフラボン」を意識して摂取すると、減少しつつある女性ホルモンを補い、症状を緩和させてくれます。
イソフラボンが多く含まれている食べ物
大豆、豆腐、揚げ豆腐、納豆、みそ、豆乳、おから、
月経が起こる際には、自律神経が大きな役割を果たしています。精神的にストレスがたまると自律神経が乱れますから、余計に月経不順を悪化させやすくなります。
まず、大切なのは、ストレスの原因を、極力取り除くこと。気分転換になることをしたり、夜は落ち着いて眠れるように、アロマを活用するのも、おすすめです。マッサージや指圧なども、ストレス解消に役立ちます。
生理不順に効くのは、「ビタミンB6」です。ビタミンB6には、こんな働きがあります。
・ホルモンバランスの乱れを改善する
・皮膚や髪の毛を健康な状態に保つ
・皮脂の分泌を調整する
・血液の流れをよくする
・体内の水分量を一定に保つ
・精神安定に欠かせないセロトニンを作る
・貧血を防止する
ビタミンB6は、症状緩和だけではなく、エイジングケア効果もある栄養素です。
ビタミンB6が多く含まれている食べ物にんにく、まぐろ、酒粕、牛肉のレバー、とうがらし、ピスタチオ、ゴマなど。
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