四国お遍路がうつに効く体験談

四国お遍路

四国お遍路は、四国にある88か所のお寺を廻る巡礼です。徳島県にある、第1番札所「霊山寺」から始まり、高知、愛媛を巡り、香川県の第88番札所「大窪寺」まで。四国をぐるりと、時計回りします。

 

■四国お遍路のまわり方

 

お遍路のまわり方は、札所の番号通りに回っても、行けるお寺から巡礼しても、かまいません。一度に、88か所を廻れなくても、何度かに分けて、巡礼をするカタチでもOK。

 

何度かに分ける廻り方は、「区切り打ち」と言います。

 

管理人は、いま、この区切り打ちの最中です。徳島県は、「発心の道場」と呼ばれ、第一番札所からしばらくは、平坦な場所にあるお寺が続きますが、11番札所あたりから山中へ入ります。

 

最初の難所が、第12番の焼山寺。険しい山の山頂にあり、「お遍路ころがし」と呼ばれるほどの山道を抜けて、ようやくたどり着くお寺です。徳島県には、この焼山寺以外に、第20番札所「鶴林寺」と第21番札所 「太龍寺」という2つの難所もあります。厳しい難所が、3つもある徳島県が、「発心の道場」と呼ばれる由縁です。

 

徳島県の巡礼が終わると、高知県です。高知県は、「修行の道場」と呼ばれ、果てしなく続く太平洋を眺めながら、気が遠くなるような、長距離をゆく場所です。途中には、お大師様が悟りを開いたという、「御厨人窟(みくろど)」という洞窟があります。この場所は、室戸岬にある24番札所「最御前崎」の手前にあり、途中で立ち寄ることができます。

 

こうして、「菩提の道場」愛媛県、「涅槃の道場」香川県へと、巡礼の旅が続きます。88カ寺を参拝し終えたら、和歌山県にある高野山を参拝します。


うつを忘れる「四国お遍路体験」徳島のお寺

四国お遍路

四国お遍路を始めると、うつを忘れる瞬間が、たくさん訪れます。
徳島県のお寺を廻ったときに、印象に残ったお寺のダイジェストをお送りします。(写真は霊山寺)

 

第1番札所「霊山寺」(りょうぜんじ)

 

ここから、スタートでした。事前にガイド本を読んだものの、どのようにお参りしたらいいのか、よくわかりませんでした。寺院に隣接しているお遍路グッズ販売場所で、ガイドしてもらうつもりでしたが、バスできた団体客が多くて、もじもじしてしまい、結局聞かず仕舞いになりました。ここで、必要最低限のお遍路グッズを購入。もじもじして、うろうろしている間に、このお寺に1時間半も滞在してしまいました。どうしようか、必死に悩んでいる間に、うつうつした気分が吹き飛びました。

 

第10番札所 切幡寺(きりはたでら)

 

四国お遍路

 

ここまで、比較的平坦な場所にあるお寺が多かったのですが、ここにきて、初めての、結構な上り坂。「ここから、333段」という道標を見て、お遍路の難所に近づいているという緊張感がありました。「とにかく上るしかない」と脚を動かしている間に、ウツ気分も吹き飛びます。

 

第12番札所 焼山寺(しょうざんじ)

 

四国お遍路

 

本当にものすごい山の上にありました。標高938m、登りきるだけでヘトヘトです。ようやく山門が見えると、さらに本堂まで、結構な階段が続きます。「お遍路ころがし」といわれる最初の難所で、歩くと5時間以上かかるお寺です。樹齢1000年は超えているのではないかという大きな木が、たくさん生えています。ここも、上るだけで必死なので、うつうつしている暇がありません。

 

第20番札所 鶴林寺(かくりんじ)

 

四国お遍路

 

徳島の3難所といわれるお寺の中のひとつです。3難所とは、12番の焼山寺とこの20番鶴林寺、21番の太龍寺を指します。ここも、結構な山の上にあります。四国の山は本当に急こう配で、ここものぼるだけで必死です。お寺にたどり着くと、キレイな三重塔があって、癒されます。

 

第21番札所 太龍寺(たいりゅうじ)

 

四国お遍路

 

ここも、ものすごい山の上にあるお寺ですが、麓からロープウエイを使うので、ヘトヘトになるわけではありません。ロープウエイから、山々と川が見られます。その景色が美しくて、心が和みます。ロープウェイの山頂駅から、本堂まで石段を上りますが、ここまでのことを考えると、大した段数ではありません。森林浴で、心を癒しに行くような感覚です。


四国お遍路の道中に、うつ改善のカギがある

四国お遍路

四国お遍路が、うつ気分をふりはらってくれるのは、その道中にあります。とにかく、じっとして、悩んでいる時間がありません。常に、歩くか、道を探すかに集中しているので、悩みのループにはまり込む機会が、ほとんどなくなります。

 

単調な道を歩いていると、頭の中で、色々な思考や悩みが思い浮かびますが、次の目的地にむかって、ひたすら歩くか、移動するしかないので、考えても仕方がないことは、後回しにしようと、自然と思えてきます。

 

険しい道を歩いているときは、「なんでこんなに大変なんだろう?」とも思いますが、身体は大変でも、心は楽なことに気づきます。ただただ、足を動かす。ただ、それだけに集中すると、「無心」になっていることに気づき始めます。

 

うつ病を患っていると、悩んでいないときが、ほとんどありません。悩んでいない時間が、思い出せないほど、日常的に悩んでいて、悩んでいない状態がどんな感じだったのかさえ、忘れてしまいます。お遍路の道中は、その久しぶりに楽な瞬間を味わえる場所なのです。

 

うつを忘れる瞬間を、思い出すこと。これが、うつを寛解させる上で、大きなプラス要因になりました。四国お遍路は、うつを忘れる体験をする場所です。


「うつ女子のためのお四国お遍路ガイド」サイトを始めました

四国お遍路に興味を持っていただけた方向けに「うつ女子のため四国お遍路ガイド」サイトを作りました。2016年3月に、ついに88か所を結願。お遍路の魅力をご紹介しています。

 

ウツ女子のための「四国お遍路」ガイド

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